木下沢林道から景信山 | 俳句とお星様と山歩き

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俳句は、日々の散歩の頂きものです。お星様の話は、今は中断中です。山歩きは、主に奥多摩周辺が主です。2006年1月6日に開設したヤフーブログから移転してきました。よろしくお願い申し上げます。

 

 

朝、 普通の時間に起きて、 朝食の後、 今日は雨が降らなそうなので、木下沢林道の工事のため 土日しか行くことができない木下沢林道を 久しぶりに歩いてみることにした。三月以来であろう。 高尾駅で昼餉のおにぎりを買って、バスは十時十二分発の 小仏バス停行で、この時間でも 席は 満杯で、 立席の人もいる。 登山客ばかりではないが、 雨は降らなそうだが、 曇天で晴れ間はない。 大下のバス停で下車して、私の前の二人も同じコースのようである。十薬は今の時期どこでも見るが、やはりここでも咲いている。里の花であるから、白いのはトキワツユクサで、ムラサキツユクサも見る。人家に沿って行けば、無人市もあり 何か売っているようだ。なんだろうか。 途中にも バス停があるが、 そこに立葵の美しいのが四五本立って、バスを待っている 風ではある。さあ、木下沢の梅林の坂を登って行こう。人家からテレビの音が漏れてくる、 ここが最後の人 家である。 クサノオーもまだ見る。カタバミ も咲いている。 林道のところに縄を張ってあるが、それを潜ってゆこう。 林道 なので 梅雨に濡れて ドロドロのところもあるが、雑木林 も 草々も、雨でテカテカと光っている。 花はほとんど見ない。ウマノアシガタの黄色い花を一輪だけ見る。 やはり 、雨の降ったせいか、渓谷の水量も多そうで、渓流の音も通常に比較して大きい気がするのは気のせいであろうか。草の間に赤い実を散見するが、 これは ヘビイチゴで真っ赤 という感じで、食べて欲しそうな感じではある。 食べても毒ではないが、味がなく美味しくないと書いてあるので、私も食べたことがないが、ある時、 すれ違った登山者が食べ過ぎてお腹一杯と言っていたのには驚いたことがある。まあ、一度ではあるけど。今日は汗を掻きそうなので、 比較的薄着で来たが、 林道はそれほどムッとするような感じではなく歩きやすい。時に夏鶯や夏の鳥が美声を聞かせてくれるので、飽きるということはない。 渓流は木下沢林道に沿ってあるが、その渓流 へと入ってくる支流が、右に左に展開して、普段 水の流れていないところも 渓流をなしているところを見ることが出来る。工事現場の細道を過ぎれば 高尾の森 作業小屋に到着して、ここは広場となっており、 空が開けて明るいところである 。まっすぐ行けば関場峠へと至り、右手に行けば、 狐塚峠へと至り、 左手に行けば 景信山へと至るところである。 ここで エネルギーを補給して、木橋を渡って、木下沢コースと呼ばれる山道へと入る。 ここも また渓流に沿い行く道である。 途中 何本か山紫陽花を見るが、そんなに多くはない。時に定家葛の落下しているものやノイバラの落下しているものも見て、 滝の手前を右手に 山腹を登っていく。途中 一箇所 展望のあるところがあるが、急登のところが三分の一ぐらいあり、それを過ぎれば、 平行移動で途中 二箇所の岩場を注意して過ぎれば、 東尾根の鞍部へと出る。 その手前辺りが花の多いところではあるが、 今は花の端境期なのか、 今回は花を見れない。 わずかに黄色いニガナ があるばかりである。黄色い実のモミジイチゴを時に見るが そのぐらいであった。ひと登りで、南東尾根コースの本道分岐に出会う。 ここから息を切らして登り詰めれば七百二十七メートル の影信山へと到着する。 土曜 なので 、関東に見渡せる展望の良いところは 登山客で一杯である。 今日はさほど見れないが、 それでも心持ち 展望があるようではある。富士山が見れる方向へ行って、見れない富士を確認して、青木茶屋に行って、なめこ汁を注文して、一時近いが昼食にしよう。 高尾駅のおにぎりは本当に美味しい。さあ、 下山しよう。 あれ、 薄っすらと相模湖が見えている。 下山道でガマズミの花を見る。ジシバリの花も見る。小仏峠までは、一キロ以上あるが、ほとんど 下りである。滑らないように気をつけて行くのみであるが、ヤマアジサイを見るが 本格的にはこれからであろう。 小仏峠で一服して、後は小仏のバス停まで降りるのみで、 途中にイボタノキの白い花を確認して、下山口で可愛いユキノシタを見て、後は、 舗装路を下るのみである。小仏のバス停で靴を洗って、バスは二時丁度に出発である。 今日は三時間半の山歩きでした。

ありがとう、木下沢。

ありがとう、 景信山。