毎日寒い日が続きます。
インフルエンザがとてもはやっています。
でも、区内に住む私は、被災されて仮設住宅に住んでいる方や、原発で家から離れなければならない方たちのことを思うと、本当に恵まれていると思います。
「寒い」「暑い」「痛い」など、軽々しく口にしてしまうのは、今が恵まれているからなのかも知れません。
私たちは、不便をしながらも一生懸命に生きている方々のことを忘れてはならないと思います。
このところ・・・・・・
「思いやり」という言葉が心にしみます。
何気なく日々を過ごしているときは感じませんでしたが、このように東北の方のことを考えているうちに、
「思いやる心」を意識するようになりました。
生活の中に、たくさんの「思いやり」があるのですよね!
歩行者が歩道を歩いているとき、横を自転車がすれ違う時、歩みを止めて待っていると、「すみません」と言って通り過ぎる人、「思いやり」ありがとう。
犬の散歩のとき、「カワイイワンちゃんですね。寒いから気をつけてね。」と話しかけてくれた人、「思いやり」ありがとう。
駐輪場で自転車がいっぱいで止められない時、一緒に自転車をずらしてくれた人、「思いやり」ありがとう。
たくさんの「思いやり」をいただくと、なんだか心があったかくなってきます。そのあたたい心を、誰かに伝えたくなります。
幸せが幸せにつながっていくのを感じます。
子どもも同じこと(*^.^*)
小さい子どもでも、意識もなく何気なく、「思いやり」をかけていることが実はたくさんあるのですよ!
お母さんが意識をして子どもの行動を観察してみてください。
どんな些細なことでも、「思いやり」に気づいたら、その行動は「思いやり」ということを教えてあげましょう。
電車の中で席を譲っていたら、「あなたは優しいのね。思いやりがあるのね。」と、その行動は、優しさと思いやりの心だと認識させましょう。
「これが思いやる心か・・・・」と、子どもが自分で気づくことがとても大事なことです。
小さなころからの積み重ねが、他人のことも心から案じられる大人になるのです。
子どもの行動を観察しながら、子どもの心を育てていきましょうね。
我が家の息子が高校受験の発表の日、「ドキッ」としたことがありました。
担任の先生に「どこの高校も無理だ!」と厳しいことを言われていたので、発表のこの瞬間は子ども以上に私のほうがドキドキしていました。
張りだされた紙に、子どもの番号を見つけた時、「あった!!!!ほらほら!!!よかった!!!」と絶叫してしまったのです。
すると隣で息子が、「お母さん、もう少し静かに!ここは、受かった人ばかりではないんだよ。落ちて悲しんでいる人もいるんだから・・・・・」と私を制止するのです。
「ドキッ」としました。
私よりもうれしいはずが、そんな冷静なことを言うのです。
これも息子の「思いやり」でした。
他人を思う、優しい心でした。
いつの間にか、こんなにも優しい心が育っていてくれたのかとうれしくなりました。
もちろん言葉で表現しました。
「そうだったね。ごめんね。教えてくれてありがとうね。あなたは本当に優しいよね。人を思いやる心がお母さんはうれしいよ。」
「・・・・・」何も言わない息子の、ちょっと照れた様に見せた笑顔が今でも忘れられません。
家庭教育の学びを積み重ね、実践していた成果を感じた瞬間でした。