日曜日の午後、中1の息子が「僕、なんか熱があるみたい・・・」と真っ赤な顔で言って来ました。
熱を計ると、何と38・6度もありました。
すぐに布団に寝かせて、アイスノンで頭を冷やし、我が家の熱対策の秘策をしました。
デンセンしたストッキングを、片足づつ切り離し、2本のひも状態にします。その中に、小さな保冷材(ケーキ等を買った時に入れてくれるもの)を入れて、子どものわきの下に入れるのです。ひも状のストッキングをタスキのように斜めにかけて結びます。
大きな血管が走っているところを十分に冷すことが、熱を下げることにつながるそうです。
デンセンしたストッキングから二つ作れるので、左右の脇に入れることもできます。
子どもが熱を出した時に、是非やってみてくださいね・・・・・
息子は、思春期真っだなかの、花の中1年です(笑)
さすがに高熱にはかなわないようで、素直に母である私に甘えてきます。
トイレに行くのもはっていく息子、高熱にうなされ、体がピクピクするのが自分でもコントロール出来ずに恐いのか、隣に寝ている私の手を握って来ます。
私が寝ってしまうと不安になるのか、申し訳なさそうに「お母さん・・・・あのね・・・」と起こしてきます。
普段の思春期の息子とは思えないほど、素直に甘えてきました。
かっ、可愛い~~~~~(*⌒∇⌒*)
幾つになっても、子どもに甘えられると、母性本能がくすぐったくなりますよね。
そんな中、あまりにもぐったりしたので、夜間診療に連れていきました。私が息子を抱えるようにして車に同乗して、主人が運転して・・・・
待合室はマスクをした人で溢れていました。2時間近く待つと言われ、気が遠くなりそうでしたが、帰るわけにもいかず、車の中で待機していました。
いよいよ順番が近づいたので、車から降りようと、息子をかかえようとしたら、思いっきり振り払うのです!
フラフラしながら歩いて行くのです。トイレにもはって行ったのに・・・・
待っている時も、「ねえ、大丈夫?」と声をかけようものなら、ものすごく嫌な顔をして「・・・・・」無言なんです。
家ではあんなに素直に甘えてきたのに・・・・と、ちょっと寂しい気持ちになりましたが、家庭教育で教えていただいた「思春期の心」を思い出して、息子に関りました。
まわりから良く思われたい!という気持ちが強い思春期だからこそ、母親の手なんか借りなくても歩けるところを見せたい!
母親と仲良く話している姿はみっともなくて他人に見せられない!
これが当たり前の思春期の子どもの姿なのです。
でも、その中の本当の子どもの心は、家で私に甘えてきたあの姿なのです。
思春期の心理を学んでいたので、余計な言葉も出さずにふれあうことが出来ましたが、学んでいなかったら、「なによ!さっきまでベタベタ甘えていたくせに!」なんてことを言ってしまい、親子関係をギクシャクさせていたかもしれません。
高熱のお陰で(?)久しぶりに息子の手をしっかり握ることが出来ました。べったりふれあうことが出来ました。
少し大きな手になっていたのがうれしかったな~
思春期の子どもをお持ちのお母さん方・・・・
子どもが病気になった時、素直に甘えてきた時、余計な言葉は言わずに、この時ばかりとしっかりふれあってみてください。
肌と肌のスキンシップは、子どもにも、そしてお母さんにもとても良いことです(*^ー^)ノ
そのふれあいから、親子が大きく成長できるヒントがあるはずですから。
小さな幸せの時間を大切にしていきましょうね。