お正月をはさむ冬休みは、期間は短いけれど、クリスマスやお正月など、子どもにとっては楽しいことが盛りだくさんのお休みでしょう。
親にとっては、出費がかさむクリスマス(苦しみます)、何かと気忙しい年末、お付き合いに忙しいお正月・・・・・・
一日も早く学校が始まらないかと、思っているお母さんも多いのではないでしょうか?
新学期開始に向けて、たまっている宿題の追い込みをしている子どもに「だから毎日きちんとやりなさい!って言っていたでしょう!」なんて、鬼のような形相でガミガミと言っている方・・・・いますか?
理想と現実の違いに「ハッ!」としているのは、実は子どもです。「きちんと、お母さんの言う通りにやっておけばよかった!」と感じているのも、実は子どもです。
言われなくとも、一番実感していますから・・・・・
お母さんも、何度も何度も嫌みのように小言を言うのはやめてください。
一度しっかり言ったら、後は忍耐で待つしかありません。お母さんは見守る体制でいましょうね。
さて、この冬休みに、子どもの様子が変わったという方はいませんか?
見た目での変化は、髪を染めることです。
「中学生の子どもが、冬休みに入った途端に髪を茶髪にしてきました。どうしたらいいでしょうか?」
こんな悩みをよく伺います。
「何なの!その髪!みっともない!」・・・・大体のお母さんはこのように言いますね。
本当にその通りで、大人から見たらちっともかっこよくないし、みっともないと思います。でも、当の本人には、そんな感覚は全くありません。
子どもから大人に向かう中学生期では、「人生第二の誕生期」「精神的離乳期」といわれ、親から離れて、自分自身の見方や考え方で行動したいという欲求が強く現れる時期なのです。
だから、子ども扱いされたり、頭ごなしに叱りつけると非常に怒り、反抗してきます。「認められたい!」の心が強いのがこの時期の特徴なのです。
髪を染めてみたり、スカートの長さを変えてみたりしながら、自分の存在を確認しているのです。
「何なの!その髪型!」と言われただけでも、自分の全人格までを否定されたと思ってしまうのです。
ですからお母さんは、「今はこんな時期なのだ。」と認識して、子どもの人格を尊重しながら、大人として扱うことが大事なのです。
まずは、「あなたはその髪型がカッコいいと思うのね・・・」と、一度認めましょう。
それから躾です。
「あなたならわかると思うけど、社会や学校にはルールがあるのよ。」と優しく穏やかに正しく導いていくことが大切です。
揺れ動く中学生期、お母さんのふれあい方次第で親子の関係までも大きく変わります。
この頃の子どもは、一人の人間として人格を尊重するように努めてふれあいましよう。
「あなたが大好き。あなたが元気に生きていてくれることが嬉しい。あなたの存在が有り難い。」
お母さんの願いを、子どもの心に語り続けていきましょう(*⌒∇⌒*)