FLAG第10期がスタートし、新メンバーが新しい風を運んでくれています。
ここ数年そうなのですが、女性の方の参加希望が男性を上回っているように思います。
その女性の方々がフットサルを習いたいという動機に、一つの傾向があります。
例えば、こんなふう。
職場でフットサルをやる機会があり、女性もOKということで、初心者ながら参加。
そこで、ある程度蹴れる男性のサポートやアシストのもと、
初めてのフットサルでゴールを決めることができ、フットサルの楽しさに目覚め、
以降も職場のフットサル大会などに参加。
でも、そのうちに「女子はゴール前にいて、きたパスをゴールに蹴り込んでくれれば、それでOKだからね」
という扱いに、女性を特別扱いしてくれることの申し訳なさを感じる一方、
自分も、チームの一員として、ちゃんと機能したいという思いに駆られ、
フットサルの技術や戦術を極めたいという思いから、FLAGの門を叩く。
そうした女性がFLAGの練習に参加し、ゲームを男女Mixでやると、
あまりにも女性を特別扱いしないことに驚かれるかもしれません。
もちろん、コーチも男性メンバーも、体力的、肉体的な差を慮っての心配りはします。
でも、ディフェンスをしなくてもいいから、
相手ゴール前にいて、来たボールをシュートすればいいから、女性は1ゴール2得点
なんていう特別視はしません。そんな扱いは女性差別だからです。
そうした扱いをしていたら、一向に上達などしません。
ある個サルに参加したときのことです。
そこでは、特に女子にディフェンスすることは求めていませんでしたし、
女性がシュートした時、男性のゴレイロはそれを手で止めてはいけませんという
ローカルルールが定められていました。
また、男性が明らかにシュートチャンスであるにも関わらず、
最後のシュートは女性が絡めるよう、女性の上がりを待って、
その女性が気持ちよくシュートできるアシストを演出していました。
その行為があたかも紳士的であるというように。
私は、そこに言いようのない違和感を感じてしまいました。
もし自分が女性だったとしたら、
男性に対して体力的、肉体的な部分で及ばないまでも、
そこまでお膳立てされてゴールを決めたところで嬉しいだろうか。
それより、10のチャンスのうち1回でも、自分も一生懸命に走り、
男性たちと瞬間的なアイディアを共有でき、
最後に自分のところにパスが回って来てゴールを決めることができたとしたら、
きっとチームに貢献できた満足感が得られるはず。
今、FLAGに参加している女性たちは、その満足感を身をもって体感しているはずです。
そして、女性同士のゲームでは、男性に頼らず、
自分たちの肉体とアイデアだけでフットサルを行うことの
楽しさと満足感、充実感を味わっているはずです。
FLAGのフットサルはジェンダー・フリー。
それをこれからも追求していきたいと思います。
by massy