高校進学
入試当日、大口駅から列車に乗り、栗野に向かう。
列車内では全員参考書に見入る。
何故、栗野工業高校を選んだか?と言うと、他に入れそうな高校の選択肢が無かったのもある。
直前まで悩んだ。
地元には、大口高校と伊佐農林高校の2校がある。
大口高校は、私の成績では先ず無理!![]()
伊佐農林高校は共学の魅力はあるが、3年生までは坊主頭で過ごさなくてならない。
少し距離はあるが、栗野工業高校は坊主じゃなくて良いが、女子が一人も居ない・・・![]()
私にしたら深刻な悩み!
結局、共学での花の高校生活を諦め、栗野工業高校の入試希望を出した。
噂では、かなり荒れてると聞く。
入試当日・・・
学校の門を入ると、中庭に入試の為あちこちから来てる。
試験なのにかなり気合が入った者も多い。
長髪や長ラン姿、参考書など見向きもせず、他校の生徒を睨みっぱなしの者。
「おいおい。こんな奴らと3年間も一緒かよ~
」
と内心思う。
希望の科に分かれ試験が始まる。
1日目は、3教科。
本日の日程を終え、駅に向かう。
駅には、各中学のツワモノと言われる連中が居る。
睨み合いが多発する。
入学してからの準備の為でもある。
ここで威嚇し、入学後舐められないように今のうちに、顔と存在感を印象付けとく。
入試2日目の2教科も無事終了し、地元に帰る。
今度は、我が地元 大口駅周辺に伊佐農林高校の受験者が居る。
向こうも、入学後大口の連中に舐められないように、我々も俺らの地元で好き勝手させん!みたいな気持ちがぶつかり合ってた。
入学時期が楽しみだった。
入試が終わって、同じ志望校同士が集まった。
他の中学の気に食わないリストを言い合う。
牧園中のYは、結構気合入ってた!とか栗野中のTは凄い学ラン姿で全員に睨みきかしてた!
等・・・。
「そんな連中との3年間は長ぇ~
」
との本音。
「神様。どうかあいつらが入試に落ちます様に!」
心で祈る。
何と、神様はその祈りを叶えて下さった。
これで安泰した高校生活が送れる。
しかし、入学間も無く覆された・・・・。
大口の熱血ラグビー馬鹿物語 外伝~大分紀行Part2~
最終日、チームメートと寝泊りする最後の夜は、遅くまで過ごしたのか全員眠そうな顔で玄関先に集合。
宿舎前に既に到着して居る保護者の車に荷物を積み、乗り込む。
一路、大口に向けて出発のはずだが、阿蘇方面に進む。
途中、休憩を挟み、正午過ぎ熊本県八代市に到着。
「ここで何するの?」
と、子供達が聞いてくる。
「お腹空いたでしょ?」
「メッチャ腹減った!」
監督が、
「よし!ここで今回の締めくくりラーメン大食い大会をするぞ!優勝者には特に商品は無いが・・・」
一同、
「やったー!」
と、大ハシャギで店内へ。
替え玉のあるラーメン屋。
しかもライスはタダ!
先に子供達から注文し、大人はその後に注文する。
2分経たない頃、2名のおかわりの声!
15分経過した後、見てみると、2杯での脱落者が出る。
3杯目挑戦者が数人。
既に5杯目を注文した者が2名居た。
さすが食べ盛り・・・。
結局、一人が脱落し、6杯目を注文した者が居る。
彼は、中学2年生で決してラグビー体系では無い。
細身と言った方が的確である。
痩せの大食い
とは、この事だ!
彼に両親も呆れ顔・・・。
「俺の息子、こんなに食うか?親ながら知らない一面もあるんだな~」
と、見つめる。
他の保護者も、
「うちの息子もあれだけ食べてくれれば、料理の作りがいもあるし、まだまだガッチリした体系になるのに~」
と意見が飛び交う。
店を出て、暫く近くのショッピングセンター街で過ごした後、地元に向けて走る。
既に後部座席ではほとんど熟睡。
午後4時に到着。
今回帯同出来なかった保護者が向かえてくれた。
全員整列し、今回の感想が監督から伝えられる。
それから選手達と保護者が向かい合い、お礼の挨拶を全員でした。
「ごくろうさん!」
と、拍手。
監督から最後に、保護者にお礼の挨拶が続く。
3年生にとってはこのチームとの最後の試合。
本日で引退だった。
小学から始め、その日に至るまでの集大成と思い出作りだったと思う。
全員消化しきった表情で解散した。
今回帯同した保護者も、子供達の思い出作りのお手伝いにもなった。
朝日町の行事の思い出
小学生の時、楽しみにしてたのが公民館主催のイベントだった。
1学期の終了式の日の夜、朝日町公民館に子共達とその親が集まる。
毎年の事であった。
広い座敷にテーブルが並べられ、夏休みの子供達のイベントを話し合う。
定番は、海水浴!
行き先を決め、移動手段等を決める。
参加する子供達は、遊びに夢中で話し合いには参加しない。
結局、役員と保護者で決まってた。
当時、海の無い唯一の市だった大口市の子供達にとっては、嬉しいイベントだった。
水俣市の湯の児や唐浜海岸等列車を乗り継ぎ行ってた。
思いっきりハシャギ、皆で弁当を食べたのが懐かしく思う。
夏休みと言えばラジオ体操!
日曜とお盆以外の毎朝、貯木場跡地に集まる。
早朝6時、既に広場の中央にはラジオが置かれ、流れている。
至る所から町内の子供達が眠い目を擦りながら集まってくる。
6時15分頃から、ラジオ体操の歌と同時に始まる。
10分で終了。
係りの人から今日の参加を証明するハンコを貰う為に並ぶ。
2学期の始業式に、クラスメートとハンコの多さを互いに自慢し合ってた。
秋のイベントもあった。
十五夜と綱引き、運動会・・・。
十五夜は先に綱引きから始まる。
商店街の西と東に分かれ勝負する。
メインの相撲大会は、空き地に土俵が作られ、幼児、小学生、中学生、一般と分かれる。
戦利品が楽しみで、参加出来るものは全て参加した。
子供から大人まで楽しめた。
最後に、土俵に事前に宝物が埋めてあり、必死に探した。
宝物とは言っても、袋に入った御菓子や、商品券、小銭等だった。
翌朝、ラジオ体操終了後に近所の友達と、まだ埋まってないか?と、探しに行ってた。
運動会も盛り上がった!
学校の運動会では無い種目が楽しみだった。
アメ食い競争やパン食い競争等など・・・。
昼の弁当タイムは、近所各家庭が持ち寄って、宴会さながら状態。
大人達の方が楽しんでいた。
子供達の為に!が伝わる時代だった。
近所の人々も親の様に、怒り、注意し、褒める。
皆で子供に対する教育をしてたんだと思う。
今となればそんな時代に少年時代を朝日町で過ごした私は、ラッキーだったのかも知れない。
当時、叱ってくれた人、褒めてくれた人、冗談ばかり言ってた人、元気かな?
時々考える。