花園までの道~裏方編~
先日、組み合わせ抽選会の発表があった。
鹿児島実業は富山県代表と12月28日午後12時半から戦う!
開会式前日から空路大阪に向うと言う。
最低でも5泊はするはず!
部員数と監督、コーチ、マネージャーを含めればかなりの大移動・・・。
当然交通費や宿泊代も莫大となる。
花園出場が決定した瞬間、学校、父兄会、OB会等が遠征費作りに忙しくなる。
寄付してくれた方々にオリジナルのグッズをお返しするのが恒例。
毎年、そのグッズの品数や質も向上していく。
父兄の話し合いで最低予算で実用的なグッズを考案するんでしょう。
労力は計り知れないもの・・・。
我、友人も昨年まで地元大口の企業などを回り寄付金のお願いをしてきた。
しかし今年は、県予選の決勝の相手が大口高校だった為回れない状態・・・・・。
そこで古くからの友人たちが話し合い色んなところに声を掛け、お願いする活動をしている。
なんせこの不景気。
中々一軒の額も大きくは無いだろうと推測する。
しかし、仲間の事!
頑張って力になりたい!
夢の瞬間
第90回全国高校ラグビー大会の県予選が行われてきた!
地元 大口高校は32年ぶりの花園出場を目前に町が盛り上がった!
一方、友人の息子達2名が所属する鹿児島実業も着々と予選を突破し、決勝に進んだ。
ついに決勝の日が来た!
地元 大口高校と鹿児島実業の対決!
スタンドには両校の応援の学生や保護者、OBが集まってる。
大口の方は、地元の中学や高校のブラスバンドに応援要請。
黄色い揃いのTシャツを着た年配の集団が目立った。
35年前、5年連続花園に出場した往年のラガーマンだった。
当時の大口高校を黄金期だと言う。
決勝で戦うこの瞬間を、私は3年前に夢見た。
両校のメンバー中、大口にはスタメンで4名、控1名、実業には4名のスタメン選手、計9名が友人が中学生まで育てた者が居る。
地元の期待を背負う大口。
三年連続出場の常連校入りを果たしたい鹿児島実業。
いずれも背負うプレッシャーは同じ。
大口は胸を借りる気持ちで、遠慮無くぶつかってくる!
実業は0点で抑えると意気込む!
試合が始まった。
開始から5分くらいの時点で会場が一瞬静まる・・・・。
大口の先制トライ!
しかも決めた選手は、中学から基礎を教え込んだ選手。
多少の余裕もあった実業側の選手と応援団。
しかしこの瞬間焦りが出る。
「まさか、花園行きを持っていかれる」
と、内心思った人も少なくないはず・・・・。
前半戦大口がリードしたまま終了。
少年ラグビー監督の3年と1年の息子達が、花園のピッチで戦う様子を夢見て来た・・・。
家族で地元大口を離れる意気込みだから勝って欲しい。
後半戦、やや大口ペース。
しかし、体力の衰えが出た頃に反撃が始まる。
それでも大口のディフェンスは硬い。
最終で又会場が静まる瞬間があった。
友人の息子が相手ゴール手前40メートル地点で大技に転じた。
まさかのドロップゴールを決めた!
応援席の人達が、
「まさか・・・」 「あそこでドロップゴールをやる?」
と、とっさの判断に驚きだった!
そのゴールが勝敗を決めた。
ノーサイドのホイッスルが響く瞬間、ここで高校ラグビーを終える者、その先が残ってる者とに分かれた。
最後に、互いが握手をする。
見つめるその先には、怒鳴られラグビーの基礎を叩き込まれたビッグマウスjrの連中が涙を流しながら称え合った。
今年の決勝は、「終わりでは無く、何かの始まり」と言う事を教えられた!
