先日祖父の通院に同行してきました


 

本来通院に関しては僕必要ないんですけど

眼科についてのみは

僕の声が一番聞き取りやすくて

指示が伝えやすいので

(検査等の関係で)

母親よりかなり業務的な連絡を受けて

同行してきたというわけです

 

 

 

駅の時点で気分の悪さと息苦しさが半端なくて

いよいよ本気で母親が駄目になったんだなと

改めて感じつつ

安定の30分前到着(笑)

 

 

 

いつもは時間のかかる眼圧測定もスムーズに済み

(結果は前と同じで変化なし)

診察も割と問題なくクリア

 

あとは処方箋出して薬貰うだけになった時点で

僕はとっとと去りました

 (長居してもロクな事ないので…)


お疲れ様でした

 

 

 

 

  


全てちゃんと理解しているわけではないので

あくまで僕視点になってしまうんですが

ここからは祖父の身体の事を綴りたいと思います

 

 

視力に関してはほぼない状態

数値的にはやや残っているらしいのですが

家での転倒をきっかけに

開眼しなくなってしまったので

盲目状態みたいなものですね

 

ついでに視力ではないものの

転倒以降目付近を触られる事を

極端に嫌がるようになってしまい

気を付けないと拳飛んできます(笑)

拒絶の大声を出す事もあるので

事前に

「ごめんね ちょーっと触るね?」

としっかり告知が必要

(まあこのせいもあり眼科受診は

二人が基本というのもありますが)

 

 


聴力もほぼなし

左耳のみ何とか聞こえるレベルで

会話は耳元でがしない駄目

 

…ただごく稀に何か

聞こえている時もあるよう

 


 

運動機能もかなり衰えていて

入所してからは

その速度もかなり上がってます


トイレ移動も一人では無理

日によっては車椅子移動じゃない

と無理な感じですね

 

 

何とか動くのは右手のみで

左手は転倒以降ほぼ動かない

(目の件とは別の転倒)

…というか動かさない?に近い状態かなと…

(病院に行ったんですが問題はなかったんですが)

全く動かないわけではないようで

僕の手を握ってくれる事も多々ありますので



 

その他

認知症以外には

(まあこれについてはまばら状態)

 

徐脈と

(入所する前までの一番のネックはこれでした)

謎の痰がらみの咳

 


 

咳についてはかなり問題で

内科やら色々と受診して原因を探したのですが

よく分かりませんでした

(現在は呼吸器科に定期的に通っていますが)

 

家でも色々と試してみたのですが

何の結果も得られず

 

絡んだ痰を排出しようとする

無理矢理な咳?のせいで

(厳密には咳払いに近いんですかね?)

在宅の時は家族全員一睡もできず朝を迎える…

なんて事も多々ありました


 

現在入所しても変わらずで

利用者様から怒鳴られたり

居室変更しなければならない事態になったりと

まだまだこの点の問題は続きそうです

 

 

 


まあ色々とある祖父ですが

正直、命に直結する問題は

現時点ではない

みたいです はい




祖父の身体の事は

こんな感じですかね?


思い出したら

また追記します







ちなみになんですが……

「スキンシップ多いですね」と

コメントで問われましたが


僕はいつっもこんな感じ

割と誰にでもこんな感じ


shyなJapanese感ないです(笑)




続きはまた今度…








最近色々と
世界の変化が止まらずに
戸惑いまくっています


友達のお見舞いに行って
帰りにまさかの
クレープ食べたり(笑)
(あんまり食べないんですよ)


知らない世界を見て
困った顔をしていたら
優しいお姉さんに声を
かけてもらったり

その知らない世界が
とても楽しかったり


人に会って話をしたり
また人に会ったり と



1週間程でかなりの事柄が
ありました



正直今までは我慢出来た事が
出来なくなってしまったり

逆に出来なかった…というか
敢えてしなかった事に飛び込んだり
やってみたりと



…まあこれが進化
という事なのでしょうか?
それとも退化でしょうか?




まあ、とりあえず超楽しいです
楽し過ぎて
「死ぬのかな もうすぐ」と
疑ってる程です


ただ「あれ?いける☆」と思うと
調子に乗ってしまうtypeなので
まあ落ち着けと嗜めてますよ(笑)








さてさて本日は
ある日の祖父のお話


その日は
天気が落ち着いてる
というかむしろ夏な気候のおかげか
祖父は穏やかそのもので


「元気かい?」と尋ねると
「口だけは元気なんだよ」と
返してきました


今日は良い感じだねと思い
「今日は暑かったよ 最近は極端な
天候しかなくて困るね」
と続けて言うと

「ここは暑いも寒いも分からないから
何とも言えないな」
と笑っていました



家にいた頃は真夏でも
「寒い」と言い
勝手に冬用のコートを出してきて
被っていたのが懐かしいな…

そうだよな ここじゃ温度はおろか
四季も分からないもんな…



なんて少しだけnaiveな気持ちに
なりましたが
「今は考えるのを止めよう…」と
切り替えましたよ はい





その後で
「お水ください」と言うから
悪戯心で炭酸水あげたら
ゴクゴク飲んでくれて
(普段水分ほぼとらないのに)

また悪戯心?で
ラムネを口に入れたら
「もっとください」とお代わり要求され



何とも愛らしい祖父に
ほっこりしました






んでまあその後事件発生
…祖父は全く関係ないんですし
事件というか出来事的な?



「そろそろ帰るね」と伝えると
「そうだね暗くなると困るからね」と
祖父は普通に見送る姿勢に



ただ周りから
「やだー」
「帰らないでー」
コールが(笑)



軽めに無視して
(失礼)
「じゃ じゃあまたね」と
吃りながら言っても


「やだー」
「ここにいてー」
コール(笑)



やっぱり無視して
(だから失礼)
「あ 明日も来るからね?」と
吃りつつ苦笑いすると


「絶対だよ~」
「すぐ来てね~」
「待ってるよ~」
コール(笑)


何だかもう
可笑しくて可笑しくて
柄にもなく
「はーい」
「じゃあねー」
なんて返事しちゃって(笑)
大きく手を振りながら
施設を後にしました
(あ ちなみに祖父はもう
自分の世界なのでその状況を
知るわけもないです)



今だかつてこんなにモテた?
事があったでしょうか(笑)


さほど利用者様と接点はないものの
(祖父以外と話なんて
ほぼした事ないですし)
まあこういうのも良いかなと



negativeになった気持ちもありましたが
それを吹っ飛ばす出来事でした

皆様有難うございます






まだまだ
罪悪感や後悔等諸々の気持ちは
消えたわけじゃなくて
ふと悩む事も沢山ありますが


それでも
「僕は祖父を愛してる」
と言う気持ちだけは
少しだけ肯定出来つつある
そんな今です






そろそろ
在宅介護の思い出?続きも
書けそうです

何分前置きというか
説明が必要な関係で
なかなか難しくて(笑)





またのんびりやります



ではまた…

 

 


現在は入所している祖父

 

その入所先施設に僕はほぼ毎日通っています

 




理由は3つ

 

1つは視力がほぼなくなり

右手も過去の転倒以降動かさなくなってしまった関係で

(病院には入ったのですが特に問題なしだったんで

その後から動かさなくなってしまい

現在はもうほぼ固まってしまった状態)

一人での食事が困難なため

 

2つ目は1つ目であげた以外にも

身体的な問題を抱えているため

 

3つ目が母親がそれを望んでいるため


まあ…ここは結構面倒な所でして…

主に僕が祖父の世話をしていたので

僕の言う事以外はほぼ聞かないのと

尚も母親にはまだ祖父が歯向かうのと

(根深い部分なので近い内にまとめるつもりです)

あとは母親自身がまだ整理がついてないのと

その他色々あるみたいでして…


 

理由の内で一番大きいのは3つ目


僕は色々ありまして

母親にそれほどNoとは言えません


だから葛藤しつつも足繁く通い続けてます

友人から言わせれば「入れた意味あるの?」な

(まったくその通りだと思っています)

感じですけども

 

 

 

 

 

僕自身も心の整理なんてついてませんし


面会に行く時間1時間前くらいになると

(大体夕食時に合わせて行っています)

そわそわとした心持というか

後悔や罪悪感等諸々の重たい物が

全てを支配し始めますが

それでも行きます


…いや本当に無理な時は今は止めていますが

(メンタルダメージの大きさに

やっと気付いてきたので)

それでも2日に1度のペースでは行っています


 


行かないと怒涛の「何故行かないの?」

というラインがくるので

それが怖くて行ってる面もあります



なので

自発的に祖父に会いに行っている

わけではない

(会いたいとかありますけど一応)


施設中の人が口を揃えて言う

「優しくて祖父思いの孫」

ではないわけですよ


なんとも滑稽で幼稚ですね~自分

 

 

 

 

 

まあそんなこんなで

会いに行った

ある日の出来事を今日は綴ろうかなと…

 

前置きがやたら長くてすいませんね(笑)

 

 


その日は血圧が安定せず

(元々家系的に低めなのでここは持病等ではありません)

歩行も安定しないと職員さんから先に言われたので

 


「まあ湿度高いし仕方ないか」

と思っていたんですよ

(祖父は何故かピンポイントで沖縄が梅雨入りすると

認知機能と運動機能が著しく低下するので

あと雨や台風等の時も色々怪しくなります)

 

 

実際話しかけたら呂律回ってないわ

「学校終わったの?」発言やら

完全に今日は駄目だな状態だったんですよ

(祖父はまだ完全に認知症というわけでなくまばらな状態

わかり易く伝えると日によってかなり波があります)

 

 

そうと気付いてしまえば

割とdryになれるtypeですし

流石にもう慣れてしまっているので

兎角気にせずノリで(笑)話をしました

 

 

会話を続ける中で本当に何気なく

ただの確認?として

「私はだーれだ?」と僕は言いました

 (一応妹以外の家族の前ではちゃんと

自分の事「私」若しくは名前で(笑)呼びますよ)


 

その時「焦ちゃんは焦ちゃんだよ」と

さも当たり前のようにそう言って祖父は笑いました

 

「だよねー」と僕も笑いましたが

正直本当に笑えていたかと聞かれると

多分笑えていなかったと思います

 

そのあとで

「なんで俺はここにいるの?」と尋ねられたので

「今日は焦がお仕事だからここにお泊りなんだよ

明日迎えにくるから頑張ってほしいな」

と嘘をつきました

 

祖父は

「焦ちゃん歩いてここに来るんだから申し訳ないな」と

今度は困ったように笑いました

 

 

この時点で僕は涙腺崩壊寸前でしたが

人前で泣くのなんて真っ平御免なので

必死で堪えましたよそこは

 

 


何とか食事の介助を終えて

職員さんへの挨拶を済ませ

施設を出て少し離れた所で…

 




僕は泣きました

必死で歯を食いしばりながら


片手で

それこそ爪の痕が残るんじゃないか?って程

目の辺り握りつけながら

泣きました

 

 

 

久々な笑顔が嬉しいのではなく

 

苦しい程の罪悪感と

何も出来ない自分の無力さと

あとは言い表せない気持ちとかが押し寄せてきて

どうにも出来なくて

路上で泣きました

(もっといえば同級生の家の横)


 

 

…ただ気持ちを維持するのが出来ない

ある意味よかったなぁ~なtypeなので

(思い出しても今はもうさほど泣けないかなと)

2分経たずで涙は普通に止まりましたが(笑)

 

 

 

 

 

 

帰宅して

母親に簡単過ぎる手紙を残し

(今日は血圧が低かったようです

若干変にもなってました のみ)

僕は実家を後にしました

(現在絶賛実家にいない)

 

 


 


読んでいるほぼ大半の方が

「泣く程辛いならそれ母に伝えたら?」

と思われるかもしれませんが

 

 

 

正直、母親にはこの気持ち理解できないかと


それに伝えてしまえばきっと

「なら行かなくていい」

と言われるのは分かってますし

 

「そうやっていつも中途半端な事を…」とか

「被害者ぶるのもいい加減にしろ」とか

まあエグイ言葉を投げつけられるのも

分かっているので

 


現時点で僕が一番怖いのは

「祖父から何かを奪ってしまう」事なので

罵られるのはまあ我慢しますが

祖父から切り離されてしまう可能性が

ある以上は…といった感じです

(母は簡単にそういう選択が出来ます)


それは避けたい

いや絶対駄目だなだと

 

 


例え自分が再起不能になったとしても

今以上に傷だらけになったとしても

ぶっちゃけいいんですよ


祖父が今以上に何も無くさないなら




綴っててやはり自虐的だなーと

客観的に見て呆れますね


まあそう思うきっかけとかもあったんですよ

それは追々少しずつ・・・

 

 

 


とりあえず僕は

諸々の重たい感情と

近い内に訪れるであろう「忘れられる」恐怖を

抱えながら今日も祖父に会いに行きます

 

 


 

 続きはまた…