【ぺディグリー】 犬の配達広告
これはかなり好き。
サンパウロにて、ドッグフードのメーカーPEDIGREEの実施した事例。
配達された新聞を、犬が加えて持ってきた風に見せたクリエイティブ。
地元の2大新聞25万部に、こいつをつけて配ったそうです。
ほほえましいです。
5月20日のFriend's Dayに行った、このブランディング広告。
(勝手につくった日なのか、もとからある記念日なのかは不明ですが)
新聞をメディアで選んだ理由は、
①ドッグオーナーのが含有率が多いと考えられること
②犬は(お話の中では)よく飼い主に新聞を運んでくるものだから
とのこと。
確かにメディアとして新聞を選ぶことで、
エリア内の確実なリーチと、ご近所でのWOM(口コミ)が期待できる。
ということで、ドッグフードメーカーの粋な計らいな事例ですが、
実施後250%のサイトアクセスがあり、成功とのこと。
新聞は朝なので、朝の犬の散歩に出る際にリーチし得る、
という点で、コンタクトポイント的にもすばらしい仕掛けです。
◆ていうかOOHってなに。◆
というか。
あんまり広告業界とか関係ない人たちにとっては
OOHとはなんですかい。
という話だろうから、自分の思考の整理のためにも、説明してみます。
(まちがってることもあるかもしれないけど)
■OOHとは
・「アウト・オブ・ホーム・メディア」の略称
基本的には、
【屋外広告(看板・ネオン等)】
【屋外ビジョン】
【交通広告(電車・バス・飛行機・タクシー等)】
のことを指すことがほとんど。
ただし、外にあれば基本的にはなんでもオッケーなので、こんなもの もOOHとして語られる。
そんなOOHがここ数年で注目されている。
2007年の日本の広告費でも、TV・新聞・雑誌・ラジオという、
広告4大メディアの売上げが落ちているにもかかわらず、伸びている。
(ネットほどじゃあないけど)
なぜかと言えば大まかには下の5つの理由に因るだろう。
①【生活者のコンタクトポイントの変化】
テレビ見るヒマない!とか、雑誌なんてわざわざ買わない!とか、
ラジオなんて持ってすらいないとか、新聞取ってない!とか、
広告の王様だった4マスに関する悪いデータが、
ネット登場以来、これでもか!というほど出されてきた。
でも、どんなに生活様式が変わっても、人は仕事場や学校に行くために、電車に乗るし、街に出る。
ということで、OOHなら確実じゃーん、という雰囲気が出てきた。
②【売りにつながりやすいメディアとして見直された】
「購買の直前に接触した広告が、最も購買意思に影響を与える」という理論がある。
当たり前っちゃあ当たり前だし、昔からそんなことは知られてはいた。
ただ、商品のライフサイクルが早まり、短期的に売上げを立てたい昨今のメーカーたちは、
「売りにつながる広告」をやりたい傾向が多い。
街に出て洋服買うとか、電車を降りたら必ずコンビニ寄るとか、購買の手前にあるメディアとして、
短期のキャンペーンでどかっと出稿する手段でのニーズが多くなっている。
③【交通媒体に魅力的なものが増えてきた】
電鉄側は今まで、広告費なんていらねーよ!ってスタンスだったのだが、それが変わってきた。
電車の中のビジョンとか、車体のステッカーとか、超大型の駅ポスターボードとか、
交通媒体は日々そのメディアの数を増やし、昔より魅力的になったてきている。
④【サイト誘導のためのメディアとしての可能性】
ネット普及以来、みんな自分のサイトを必死につくるけど、そこに誘導する術に悪戦苦闘していた。
そんなときに、QRコード登場。ネット誘導の場所は外の世界に広がってきた。
⑤【話題喚起の装置としての可能性】
ブログを書く人がやたら増えてきたこのご時勢。みんなケータイカメラを片手に事件を探している。
だから、OOHで何かおもしろいことや変なことをやれば、みんながネットで紹介してくれて広がってゆく。
プレスを呼べば、テレビや新聞・雑誌にも出る。しかもあんまりお金がかからない。一石二鳥じゃん!
さらには、この手のキャンペーンに対するカンヌの広告賞もできたため、広告代理店側にも火がついた。
OOHが、話題の為の「事件」としての役割を担うようになった。
文章ながっ!
読んでくれた人がいたとしたらありがとう。
他にも理由はあるだろうけど、恐らくこんなところ。
ネット登場の恩恵が多分にあることも、④⑤なんかで分かる。
今までOOHはそのエリアの人にしか届かないものだったはずなのに、
⑤の理由のおかげで、一気に全国に届く可能性のあるメディアになったのは大きいと思う。
ということで、
僕は入社以来、広告代理店のOOHの部署にいるのだけど、
注目されているメディアだけに、どんどん新しい出来事が起きるので、すごく楽しいのですよ。
【ホワイトホース】 お台場にネッシーを出現させた広告
1ヶ月前の事例ゆえ、
若干鮮度の低いネタですが・・・
まずは動画を↓
すげーリアル!
スターウォーズのレイア姫も夢じゃない。
これは、見事に映画の世界をリアルで再現している。
日常の中の非日常は、絶対的にオーディエンスの目を引くもの。
ということで3Dホログラムのような映像技術は、
OOHメディアの次世代テクノロジーとして非常に注目されておりますが、
ここまで表現能力が高いとは・・・
yahooニュースによると、
特殊機器により水面の水を扇状に噴き上げたものがスクリーンとなり、そこに立体的な静止画や動画が映し出されるというウォータースクリーンという技術
水しぶきに投射しているわけです。
そのほかにも3D映像系で有名な(というか僕が知っている限りの)技術は、
●ストッキングのような網目のスクリーンに投射↓
●レーザープラズマで空気中に(!)投射

こんなところ。
他にも驚きの技術があれば誰か教えてください。