6月26日(水)一期一会と言うけれど | WINDROSE ブログ

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梅雨らしい朝、どんよりと雲が垂れ込めて

ただ、小鳥のさえずりは朝から元気いっぱいだ。

今日も暑くなるのだろうなぁ~

朝の心地よい風に混じった湿気がなんとなく、

まとわり着く

 

昔、むかし、祖母が生きていた頃、

多分、私は、小学生1年生頃か、よく覚えていないが

明治29(1896年)生まれの祖母

生きていたらいくつだ???128歳 オ~~~!

結構なお歳だ。

 

その祖母が多分70ぐらいだったのではと言う頃

私はおばあちゃんこだから

いつも祖母といた。手芸の手ほどきも祖母だった。

 

その祖母と、どなたかの家を訪問した後、帰りがけ

祖母が私におもむろに

「誰とでも、一期一会とわすれないように」と話した。

その頃の私は既に

一期一会という言葉を知っていたことを思うと

小学生では無かったのかもしれない。

ただ、祖母と暮らしたのは小学3年生までだったので

夏休みに帰省して祖母の家に泊まると言うか実家に帰る感じ

 

祖母がわざわざそのように私に話した

ことをすごく鮮明に覚えている。

 

時が過ぎ、今日この頃の私は、

その言葉が、なんども、なんども、

繰り返し、くりかえし頭をよぎる。

 

今日一緒に、ご飯をともにした友人でさえ

もしかしたら、明日は会えないかもしれないと

いうことがあることを知っているから。

昨年は、主人の幼なじみが亡くなった

 

彼は去年の今頃、主人を訪ねてきて

幼い頃のはなしをして帰ったらしい。

その後、なかなか会う機会が無かったが、

次に会えたのは11月。

彼の葬儀だった。

 

そこまで病魔が進行していたとは。

主人は悲しがった。

奥さんの話によると、誰にも言わないで欲しい。

今の姿を誰にも見せたくないと

元気でリーダー格だった方たらしいので

病魔に襲われた姿を見せたくなかったのかもしれない。

 

わたしは、実家をはなれて親とも離れて暮らしている。

主人の親さんは

それはそれは私によくして下さって、

私は最後まで見届けさせてもらえた。

しかし、実家とはご存じの方も多いが、

なんせ、私は駆け落ちしているので

実家の姉弟が、私が帰ることを許さない。

 

親はどうしているのやらとは思うが、

面倒を見てくれる姉達に逆らえないのが実情だと思う。

そうなると、親の面倒をみてくれてありがとうと手を合わせる。

ことしかできない。

 

親とは駆け落ち後、許しをもらい復縁したが

姉弟は、おもしろくおもっていなかったらしい。

実家の財産放棄をしろといってきた。

さらに、親の資産はすべて、会社名義に換えたから

親の財産は無一文に登録したと言った。

そこまでするかと思うかもしれないが

以前に実家に帰ったとき

わたしのマンションの鍵もすべて鍵が変わり

自分の部屋にさえ入れなかった。こともある。

そのくらいのことはする人たち。知っていた。

 

2014年の夏、

祇園祭に帰省した際、親に会えた。

それは実家の遺産放棄のため呼ばれた。

そのさい、母に

「今日が永遠のお別れだ。今までありがとう」と挨拶をした。

 

だから私の親、母はもう会うことが無い。

だから、義母の世話をきっかけにはじめた

お年寄りの世話をしながら、

実母を思うことは常。

実親の世話は見させてもらえなかったが

せめて、どなたかの親さんの世話をさせてもらおうと。

言う思いもある。

 

そんなときの常々、頭をよぎる

「一期一会」

丁寧に、丁寧に、真摯にえがおで

お別れする心のゆとりを

忘れないように。

 

「つい、明日ね~。」なんて言っていられたのは若かったからかな?

 

どこへ行こうと最後の風景かもしれないと味わうことを

記憶に残すようにと最近は思う。

 

今、親の世話や、子供の世話で大変な皆様

それさえ、意に反せず

いつ突然、出来なくなるか判らないよ。

だから、今ある幸せにきづいてね。

大変なことも、それさえ幸せなことなんだよ。

 

子供のいないひとにとっては

子供との時間を過ごせている貴方が

うらやましいことなんだよ。

何ごとも、経験できることが幸せなんだ。

できない事で嘆かず、

できることのしあわせを、わすれないで。

その経験も貴方の力になるから、寶になるから。

栄養になるから。

過ぎた苦しさは、ふりかえると

一瞬。瞬きにさえ見える。

 

その瞬きを、輝かせて、

めいっぱい、めいっぱい、楽しんでむきあって、

今日は、今日でさよならだから、

いちごいちえ。

今日は今日をめっぱい生きようね。

悔いの無いように、後悔しないように。

今日も笑顔で、誰とも最後かもしれないからね。

何ごとも最後の経験になるかもしれないからね。

たのしんで。