先日、とある金融機関の方から相談の電話があった。
いろいろとお答えしていくうちに(やっぱりな・・・)と思ったことがある。
それは、ビジネス臭。
要するにおいしい案件ならやります、おいしくなければお願いします。
みたいなね(笑)
金融機関という組織に属し、その組織の中での基準、常識に従えば妥当な結論なのだろう。
でも、僕はビジネスになるか?ならないか?なんて二の次。
もちろん、お金になるならないは、大事。
でも、人としてどうありたいのか?が、根底になければ信用が地に落ちてしまう。
そして、何より自分の仕事にも、自分にも誇りをもてなくなってしまう。
以前、ある中華料理店の前での話。
寒空の中、店の前で交通整理をしている警備員がいた。
中華料理店からおばちゃんが出てきて、アツアツのコーヒーを警備員の方に渡している光景を見たことがある。
うちでラーメン食べてくださいとか、宣伝のためとか、そんなことではない。
人としてしてあげたいことを素直に、純粋にしていたのだと思う。
だから、その光景が自分の心を打ったのだと思う。
そして、人として純粋に仕事をしていけば、こうした行動、態度になっていくようにも思う。
ビジネスなんて余計なことを考えないほうが、仕事で本質的に求められていることに行き着くのではないか?
ビジネスを仕掛けて得をするよりも、打算なく、純粋に徳を積むことで信用を築いていったほうが、ずっと仕事は愉しくなる。
自分自身を省みると、苦しい時は必ず欲望に流され、自分本位な考え方になっている。
そんなとき、波動の高い本を読むと、これじゃいけないよなと思う。
自分なんて、その繰り返しなんだよ。
でも、あの中華料理店のおばちゃんの姿を思い浮かべると、学べるんだよね。
自分もあのおばちゃんのように純粋な思いを大切に仕事をしていきたいなと。