ある格闘家の引退試合。
何度も何度もローキックを食らい、倒れる。
倒れるたびに起き上がり、闘おうとする。
ほとんど意識が朦朧としている中で立ち上がり続ける。
その姿に涙が出そうになる。
一方の相手は、ボロボロになった足へのローキックをやめ、他の打撃で倒そうとする。
その情けにグッとくる。
試合終了後、敗れた選手にコーチが放った一言が泣けた。
「(試合に負けたとしても)これでいいんだ!これでいいんだぞ!!」
勝者も敗者も、そしてコーチも全員かっこよかった。
自分はつくづく思う。
ジェンダーレスだの男女平等、同権だのと世間はやかましいが、自分は男としてのカッコよさを追求したいんだ。
先の試合でグッときたのは、男としての本能だ。
本の中で山岡鉄舟も頭山満もかっこいい!と思うのも、同じ本能だ。
男なんだから、男を磨かなくてどうする?
そもそも、男と女は違う。
男なのだから、父親としても、旦那としても成長していくんだよ。
違うからこそ、それぞれが協力し、磨き合えればいい。
すぐに性差別だのなんだのと、くっだらない悪平等の意識なんてクソくらえだ。
自分は男なのだから、男らしく生きようとするのは当たり前。
そんな当たり前のことが、価値観の押しつけだなんだのって、バカじゃないのか?
生きたいように生きようとしたら、自分はそうなるだけの話。