白河小峰城を訪れたあと茨城県の日立に宿を取り、日曜日は会津若松城跡を訪れました。
石垣の間を縫うようにつけられた細い道を進み、城内に設けられた駐車場に車を停めます。お城に車を乗り入れるなんて恐れ多い感があります。彦根城もたしかこんな感じだったかな。
まずは観光案内所で御城印を買い求めます。珍しく、受付係は外国の方でした。絶え間のない笑顔、好きで仕事についていることがわかります。日本の文化、とりわけお城が好きなのかなと想像しこの日本を誇らしく思いました。
くるりと後ろを振り向くと天守がそびえていました。私は入場券を二枚買い求め、まだ朝の雲が広がっているため撮影は後に回し、天守内の見学に向かいます。
月見櫓跡
館内は靴を脱ぐこともなく冷房もほどよく効き、快適な空間です。快適すぎ、天守の中だという臨場感には欠けるかもしれません。すでに多くの観光客が展示物に列をなしています。その中で、親父と私はうやうやしく飾られた、ギラリと鈍く光る「刀」に目がとまりました。
「見事だね。でもこれはお殿様が床の間に飾っておくやつだな。戦で使うものではない」
「それにしても長いな。こんなの振り回せる奴いたのかね」
「こんな物持ってたら、やっぱ切りたくなるよな。どうしても」不毛な会話でした。しかし、親父に頭を働かせてできるだけ会話をしてもらい、脳を活性化させるのがこの旅の一つの目的なのでよしとします。
天守の外に出ると予想通り朝の重い雲は流れ去り、わた菓子になりそこねたような雲をしたがえた青空が広がっていました。観光客が天守と「赤べこ」を前にして、記念写真を撮影しています。私はあずき色の瓦が珍しい天守を様々な角度からカメラに収めるため、本丸を時計回りに一周しました。
日本100名城 35/100
会津若松城

























