日本の4つの端を歩いてつなぐ旅 -ON THE ROAD EDGES- 

日本の4つの端を歩いてつなぐ旅 -ON THE ROAD EDGES- 

2024年で15年目。31回の旅で本土最南端の鹿児島県佐多岬から最西端の神崎鼻を経て関門海峡を渡り安芸の宮島、天橋立、石見銀山や木曽路、松島を歩き、本州最後の県青森の八戸駅まで歩きました。

「日本三大奇橋」最後の一つ、祖谷のかずら橋を親父と訪れました。

 

 

「祖谷渓大橋」という、その規模にしては大げさな名前の橋から「かずら橋」をのぞき込むと、一方通行の橋の上は渋滞しています。みんな手すりにしがみついてなかなか足が前に出ないようです。踏み木の隙間から十数メートル下の渓が見えて、けっこうスリルがあります。

 

 

これで猿橋、錦帯橋、祖谷のかずら橋と「日本三大奇橋」をComplete。

 

2026シルバーウィーク最後のお城に、高知城を訪れました。

 

杉ノ段からの天守

 

ちょっぴりおとぼけ顔の馬にまたがる山内一豊公の像に挨拶をしたあと、追手門の前からは天守が高くそびえているのが眺められます。

「けっこう高そうだね。行けそう?」

「わかんねぇ」

 

 

 

追手門をくぐり板垣退助像わきの、一段一段が低く設えられた階段を上がっていきます。このような優しい階段が続くのなら、親父の脚も大丈夫でしょう。

杉ノ段からは高知城一番の眺めでした。三ノ丸の石垣が青空に高く反り、クロマツ越しに三段の石垣の上に堂々とした天守。平山城ならではの高低差のある景観には迫力があります。朝一番ということもあるのか観光客が少なく広々としていて、ゆったりとした時間に包まれます。

 

 

私たちは天守下の石垣に惹かれて二ノ丸への階段は取らず、荒々しい石垣を見上げながら左手に回り込みます。雨の多い土地柄、排水能力の高い「野面積み」です。

 

 

「黒鉄門」をくぐって本丸へと入ります。ここで、私たちは通常のルートの逆を歩いていることを知ります。ま、いいか。天守の急な階段を上ると板敷きの廊下はミシミシと鳴り、隙間から階下がみえ怖い思いをしました。

 

黒鉄門

 

御城印を買い求め天守を後にします。二ノ丸、三ノ丸と進みますが、やはり一番最初の杉ノ段からの眺めが一番でした。

 

日本100名城 49/100

高知城

 

2026シルバーウィーク2つ目のお城、愛媛県の松山城を訪れました。

 

 

午前九時。調べてきた松山城近くの駐車場は満車なので、しかたなく数ブロック離れたコインパーキングに車を停めます。五分ほど歩いてロープウェイ乗り場に行くと、すでに200人ほどの列ができていました。シルバーウィークの晴天のこの日、かなり人気のお城のようです。通常10分間隔で運行されているロープウェイも、この日は4分間隔での運行。それほど待つこともなく長者ヶ平まで運ばれます。

 

 

ゆるやかな坂道を歩き、高い石垣を見上げながら左手に回り込んで「戸無門」、「筒井門」、「太鼓門」を順にくぐり抜けると本丸に飛び出ます。

 

 

砂地の広場には犬を連れた観光客が多くいました。ちょこちょこ歩く小さな子や、おっとりとした大型犬。みんな吠えることもなくご主人様と散歩をしています。

「ちゃんとしつけられてんだな」犬猫好きの親父と私は、しきりにきょろきょろ。

 

 

本壇の中を「一ノ門」、「二ノ門」、「三ノ門」、「筋鉄門」とグルグルと進み、靴を脱いで天守の中を見学します。武具や刀剣、古文書などの展示物のほかに、鉄砲を構えたり刀を持ちあげて重さを体験したり、甲冑を装着し写真を撮ってくれるコーナーもありました。

 

紫竹門、小天守、南隅櫓

 

混雑の天守見学から表に出ます。本壇の裏手へと歩くとそこは静かな一角。ツクツクボウシが過ぎ去る夏を惜しむように鳴いていました。

 

加藤嘉明公騎馬像

 

門や櫓の多いお城でした。あと犬も。

 

日本100名城 48/100

松山城

 

毎年なかなか休みがつながらず、名前だけのシルバーウィーク。しかし今年は5連休となり、これは11年ぶりのことだそうです。そこに一日有給休暇をプラスして四国のお城に親父と出かけました。

一つ目は「湯築城跡」。先日の大河で秀長の四国攻めの折、毛利軍に攻め落とされ地図に赤筆を引かれた愛媛県松山市のお城です。

 

 

小さな駐車場は朝早くから満車。私たちは30分ほどゲートの前で待つことになりました。

搦手門から入り、資料館で御城印を買い求めます。働くボランティアの方に勧められるまま、元NHKアナウンサーの松平さん(松山城主家の流れをくむ)の解説ビデオを見ます。

 

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初めて文献に現れた1342年からの歴史。河野氏が本拠と定め、長曾我部の四国統一、羽柴秀吉の四国攻め。堀と土塁の二重構造。山の斜面から見つかったネコの足跡が押されためずらしいお皿。

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彼岸花の咲く「上級武士居住区」のベンチで、小柄なネコがちょこんと座っていました。

「おまえ、ちっちゃくてかわいいなぁ。女の子か?」

「さっきのお皿のあしあと、おまえんじゃないよな」

 

 

喉元をそっとなでると、気持ちよさそうに首を伸ばします。

 

 

武家屋敷、内堀、遮蔽土塁、階段を上って展望台へ。そんなに大きくはない、こぢんまりとしたお城でした。

 

 

日本100名城 47/100

湯築城

 

日曜日は東京都八王子市、国道411号沿いの滝山城跡を親父と歩きました。

 

 

「続日本100名城」に選ばれている滝山城。しかし現在私と親父は「日本100名城」制覇に向け休日を費やしているので、「続…」の方は目標にはしていません。「日本100名城」が残りわずかになって一、二泊程度で行くお城がなくなってきたら考えることにし、今日は親父の健康維持のため散歩に訪れました。

 

引橋

 

国道411号の駐車場には、近隣のナンバープレートを付けた車が多く停まっていました。「多摩」「相模」「八王子」、なかなか人気があるようです。私たちも家の軽、ホンダN-WGNを停め歩きます。

入口の急坂は親父にとってはかなりのキツさ。それでも休み休みなんとか登り切ると、あとはなだらかな道となります。数々の堀や土塁を見ながら進むと小広い「中の丸」、ベンチでしばし休憩です。引橋を渡り「本丸」へ。今にも雨が落ちてきそうな曇り空の下、洗われた鮮やかな緑の原が静かに広がっていました。

 

本丸