日本の4つの端を歩いてつなぐ旅 -ON THE ROAD EDGES-  -23ページ目

日本の4つの端を歩いてつなぐ旅 -ON THE ROAD EDGES- 

2024年で15年目。31回の旅で本土最南端の鹿児島県佐多岬から最西端の神崎鼻を経て関門海峡を渡り安芸の宮島、天橋立、石見銀山や木曽路、松島を歩き、本州最後の県青森の八戸駅まで歩きました。

壇鏡の滝を訪れた翌日、フェリーで中ノ島に渡り天川の水を訪れました。

 

 

中ノ島を半周し、天川の水に設けられた小さな駐車場に車を停めます。

ちぎれちぎれに浮かぶ雲の間から太陽が顔を出し、池には木々が落とすクッキリとした影ができていました。このままではいい写真になりません。空を仰ぎ見ると、もう五六分も待てば大きな雲の塊が太陽を隠しそうです。私は三脚を立て24mmをセットし雲の流れるのを待ちます。

 

 

田んぼを雲の影がはしり、サーッと予期せぬ雨が降ってきました。

ほんの二三分で道路を濡らした雨はまた突然にやみ、そのあと私は日陰に包まれた池に向かって何度かシャッターを切りました。

 

 

昭和の名水百選 96/100

 

奈良天平の頃、僧行基が訪れた際木陰の洞窟から湧水に霊気を感じ、ここに建物を建てて聖観世音菩薩をまつり清水寺と号し、この水を天川(天恵の水)と名付けたという。清水寺境内の聖域としての環境を大切に保存している。

今週一週間お休みをもらい、島根県の隠岐の島にGR86と一緒にフェリーで渡りました。このフェリー、車の大きさを申告したり車検証を提示したりと結構な手間がかかりますが、本来自分の車では走ることのできない離島に運んでくれるので、大好きです。この雰囲気にワクワクしてきます。

 

 

西郷湾から県道44号を時計回りに走り、「壇鏡滝」の標識に導かれ細い道を緩やかに登って行きます。

すると突然の通行止めのバリケード。スマホの地図アプリで現在地を確認すると、目的地までまだ3kmはありそうです。往復一時間半は歩く計算。せっかく東京から700kmも走って来たのだからここで引き返すわけにいきません。今にも振りだしそうな空を眺め折りたたみ傘とレインウエアをザックに詰め込み、車を邪魔にならない路肩に停め歩きます。

 

 

崩落した路肩にはパイロンが立てられ、付近に置き去りにされた重機には人影がありません。日曜日なので工事も休みなのでしょう。このあたりの細い流れは「オキサンショウウオ」の生息地だとWebで知りましたが、上から眺めるだけでは見つけられるはずもなく、15cmくらいのヤマメが数尾泳いでいただけでした。

 

 

上り坂に額に汗が浮き出て、45分で滝に到着しました。水の少ない季節。見上げる岩盤から水滴が滴り落ち、島民に大切にされている滝は神秘的です。

 

昭和の名水百選 95/100

日本の滝100選 25/100

壇鏡の滝湧水

 

屏風のような岩盤の中央に壇鏡神社があり、その右に高さ50mの雄滝と左に40mの雌滝が流れ落ちる。雄滝は後ろへ回ることができ、全国的に珍しい「裏見の滝」となっている。駐車場には「壇鏡の夫婦杉」がそびえ立ち、鳥居をくぐり滝まで続く参道は、杉並木の静かな空間が続くパワースポットとなっている。

広島県太田川の後、府中町の市街に湧き出る今出川清水を訪れました。

 

 

先に訪れた太田川は元より三面護岸された府中大川、さらに細い用水路でさえこの地では何処も澄んだ流れを見せてくれています。それは市街の近くをポコポコとした山々が幾重にも取り囲み、自然ろ過された新鮮な水を届けてくれているからでしょうか。

 

 

清水の水面に、小さなアメンボが頼りなげな波紋を広げていました。

 

 

昭和の名水百選 94/100

今出川清水

 

榎川の上流水分峡の奥から地下を通って扇状地の扇端部に湧き出ており、東川の泉と呼ばれ、水天宮を祀り、昔から人々に大切にされてきた。現在は湧水が少なくなり、飲用として使用できないが歴史的遺産として姿を残している。

海の日を含む三連休、兵庫県の赤穂に宿をとり広島の名水を訪ねる旅にでました。

 

 

山間を静かに蛇行しながら広島市街に向かって流れている太田川、深場では山から削り取ったような緑色を見せています。

 

 

カッと照り付ける太陽と、東京のやかましいアブラゼミに比べて控えめに鳴きぬく広島のセミ。河原では小さな子供たちの水遊びを見守る若いお父さん。夏が来ました。

 

昭和の名水百選 93/100

太田川(中流域)

 

西中国山地国定公園の冠山をその源とし、本流はその後瀬戸内海に注いでおり、下流でデルタを形成している。河岸緑地や親水公園の整備など良好な河川景観の形成を意識した水辺や河川の整備が積極的に行われている。

先週木曜日は北東北旅行の締めくくり、岩手県の龍泉洞を訪れました。

 

 

一歩足を踏み入れると、この龍泉洞は他の洞窟と比べても照明が暗いことに気がつきます。鍾乳石や地底湖を照らすスポットライトは光量控えめで、雰囲気を重要視しているようです。階段には手すりがつき足元も凹凸のないようにコンクリートで塗り固められているので危険はありませんが、写真撮影では問題です。

 

第二地底湖

 

まず初めに、フィルム時代の感覚でこれ以上だとノイズが出て画質が極端に悪くなると考えていたISO1600に設定しファインダーを覗きます。しかし絞りを解放にまでもっていっても手持ちではブレの出るシャッタースピードにしかなりません。欄干に両肘をつきできるだけカメラを固定してもしのぐことはできませんでした。

 

 

そこで、古い私の頭では考えられないISO20000にまでダイヤルを回します。すると2段ほど絞ってもブレの出ないシャッタースピードに。画質を液晶モニタで確認しても問題はないようです。

この設定で、開園 8:30一番乗りの心細い洞窟内をとぼとぼとカメラを抱えて歩き回りました。

 

 

昭和の名水百選 92/100

龍泉洞地底湖の水

 

日本三大鍾乳洞の一つで、洞内に住むコウモリとともに国の天然記念物の指定を受けている。奥から湧き出る清水が数カ所に渡って深い地底湖を形成しており、第三地底湖は水深98m。なお、未公開の第四地底湖は水深120m(日本一)。入口から直線的に伸びる神秘的な洞窟空間や、透明度の高い水を豊富にたたえ「ドラゴンブルー」の輝きを持つ地底湖が見どころになっています。