高気圧と低気圧が交互に日本列島を通過する春。雨天予報の土曜日はお城めぐりをあきらめ富山への移動にあて、日曜日は桜満開の高岡城跡を訪れました。
築城当時の石垣
朝八時、小竹藪駐車場に車を停め歩きます。桜の季節のこと、すでに駐車場はほぼ満車です。仰ぎ見れば今日が満開、ぼんぼりのような白い塊を枝先につけた木々が高岡古城公園を埋め尽くしています。
開店準備をしている出店の並びを通り抜け、真っ赤に映える朝陽橋を渡って本丸広場へ出ます。ここも満開の桜がぐるりを取り囲み、カメラやスマホを向ける人が多くいました。
広場の片隅に立つのは二代目当主前田利長公の銅像。まだ陽があたらずに寂し気です。
「息子か。おやじはいねぇのか」
うちの親父様は前田利家のことを言っています。しかし、今朝薬を飲んだことも覚えていないのに、戦国武将のことになるとびっくりするぐらいの知識と記憶力を発揮します。年を取るとこんなものなのかもしれません。
本丸広場を後にする頃、空一面を覆っていた低い雲がほどけ青空が広がってきました。春の訪れを感じさせるカタクリも数輪咲いています。
遺構の少ないこの公園、私は築城当時から残る石垣にカメラを向けます。石垣と桜と青空と新緑、日本の美しい季節が始まりました。
公園を一回りし、三の丸茶屋で御城印を買い求めます。小竹藪広場では、シートを広げ早めのランチをとるグループ、サッカーボールを蹴る親子、小さな女の子も楽しそうに走り回っています。
東京への帰り道。富山、新潟、長野、群馬と車窓を流れる桜はどこも満開で、親父と二人ぜいたくなお花見となりました。
日本100名城 23/100
高岡城


































