西村太佑の理力 -3ページ目

西村太佑の理力

グワィニャオン 西村太佑個人blog

宣伝用スチール!

結局使われなかったのでここでお披露目。

桜が満開の季節。

お花見も兼ねての撮影でしたが、この数時間後どしゃ降りに見舞われる( ゚Д゚)

 

家族三人のイメージ写真!

少年秀生はお面を被って自分の存在が明確でないイメージです。

 

天才荒木と智士ぼっちゃま

この二人もイメージが出来ていました。

少年秀生はやはりお面で表情を明確にしていない。無なのか、喜なのか、哀なのか・・・

 

甲州連合のイメージ。

蛇年の朝緒と寺山くんは既にイメージが出来てますね。浩二もなんとなく。

伊藤くんとわたなべくんが誰だかわからないキャラ(;'∀')

 

昭和のノスタルジーなやつ。

メンバー旅行ではありません('◇')ゞ

お待たせです!後記続き(^^)/

これでラストです!

 

というわけでまずはこのお方。主人公、秀生の記憶を導く男ウソマコト。

物語を進行させていく重要なこの役を山口勝平さんに演じていただきました!

ほぼ全編出ずっぱりのキャラで、ADさんと共に様々なシーンで沢山の登場人物を演じてくれましたね!

ライダーショーのシーンではヒーローも敵も効果音も全部やっていただくという贅沢なマイクパフォーマンス!

他に召使い爺、やくざ、紅魔霧死のメンバー、黒ネコの店員とまさに八面六臂の大活躍!

その実態は少年時代に大切なことを教えてくれた思い出の人でしたね。

ウソでもありマコトでもある記憶の旅をナビゲーションしていくウソマコト。

舞台中央に設置された本棚が本屋さんという別な形に姿を変え、記憶から消えていたもう一つの町への入口となります。

今回はその本屋さんを舞台の中心に置き、そこから秀生の世界を見渡せる舞台装置にしました。そこが過去のバージョンと大きな演出の違いでしたね。美術を考えていただいた井上さんに感謝です!

この本屋さんの思い出をタイムカプセルに保存する少年だった頃の秀生。大事な記憶を甦らせたウソマコトは後をADさんに託し真っ黒になっていきます。

勝平さんにより今までにない温かみとユーモア、そしてシリアスを兼ね備えた魅力的なウソマコトになりました!

更に勝平さんにはスペシャルな開場アナウンスと閉幕アナウンスもやっていただいて本当に感謝です!

そして千穐楽の翌日には落語を控えていたというエネルギッシュなお方です!

 

 

秀生が握った手を強く握り返してくれたのが、隆太郎と麻裕美。

秀生の人生の軌道修正をした二人。

やくざものの男とあばずれの女が子供の面倒をみようと必死になります。

それは責任を感じてなのか、罪の意識に苛まれてなのか、少年を不憫に思ってなのか、情に流されたのか、

そのどれであっても、この二人がいなかったら秀生は歩みを止めていたかもしれない。

演じるのは13年前の初演より演じ続けてくれている咲野さんと平塚。もうこの二人以外考えられない役です。

お二人の台詞は大きな変更はないのですが、言葉に乗せる表現が今回確実に変わっていました。人間味が溢れ子供に対する表現が更に味わい深いものになっておりましたね。

秀生を面倒みようと決心するシーンで、秀生が自分の名前を自ら「ひでお!」と伝えるのは今回のバージョンで加えたものです。

また、隆太郎とノブの兄弟は孤児院育ちという新たな設定を加え、より秀生へ向ける思いを明確にしました。

咲野さんと、この役をやるのは年齢的にもこれが最後かもしれないなぁ、なんて話もしましたが、はたしてどうなるやら・・・

 

 

そして秀生の本当の両親、忘れん棒と隠れん房。全編仮面を被ったまま至る所に現れる黒い存在。

最後の最後でやっと仮面を取ることが出来、秀生へ思いを伝えます。

父親のほうはグワィレギュラー出演の宮崎くん。そして母親のほうはグワィ初参加の平安山さん。

この仮面を取った時の表情でこのお二人に配役しました。

悲しみと笑顔と切なさと安堵と愛情。そんな表情を見せてくれた二人。

宮崎くんはライダーの中にも入っており、それはヒーローと父親像をシンクロさせている意味でした。

ライダーショーに行った思い出はこの本当の両親との思い出で、少年秀生のすぐそこにはこの二人がいたのでしょう。

二人の顔は思い出せてなかったですが、唯一忘れていなかった本当の両親との思い出だったわけです。

忘れん棒は棒の字、隠れん房は房の字と分かれています。これは棒は男性を現しており、房は(乳房)女性を現している意味です。

あまりにも切ないシーンでしたが、秀生は自分の生きた証でもっとも大事なことをようやく思い出します。

 

 

そして、この物語の記憶を持つ男、主人公、並木秀生。

中年秀生は初演から続投の尾形。

13年前からこの役を演じてもらってますが、秀生と同じような年齢となり、歳を重ねた今の彼の一言一言が今回最も響きました。

人間も中古になって故障していく。故障したらメンテナンスしながら、もうひと踏ん張り!

根底にはそんなテーマもあります。

妻の珠子は夫の秀生を補えきれなかった何かがあり家を出てしまったのでしょう。いつも先手は珠子がとりますね。

珠子と秀生はいつからちゃんと付き合い、いつ頃結婚したのでしょうか?そしていつ頃歪みが生まれたのか?

どの家庭にも起こり得る夫婦間の問題がこの二人にもあったのでしょうね。

そのへんはいつか

「Dear...私様 第二章 ~珠子についてのいくつかの事柄~」でやりたいと、、やるのか!?

尾形は裏方の仕事としては小道具も担当してくれて、あのバイクの数々を土屋くんと共に制作してくれました。

 

そのバイクにまたがっていた青年時代を熊木が。

元気いっぱいな少年時代を璃沙が演じてくれました。

グワィニャオン同期の二人。

大役を熱演してくれました。

少年役は他にも候補者がいてオーディションを行っています。

璃沙とは昔「ピーターパン」というミュージカルで共演し出会いまして、その頃彼女はまだ中学生でした。

そこで元気ハツラツな男の子役を演じていた姿が私の記憶に今でも残っています。

今回少年役にプレッシャーを感じていたようですが、彼女の根底には必ずあの頃があると感じていたので、璃沙に少年秀生を託しました。

熊木はグワィでは初の主役です。

長年様々な役を演じてくれ、そのポジションを確立してきた彼に満を持しての大役です。後半声を枯らしておりましたが、彼が声を枯らすのは初めてのことです。様々なシーンで全力で闘ってくれていました。

 

秀生の人生をバトンタッチしながら完遂してくれました。

みんな思い出せて良かった(^_-)-☆

お疲れ様でした!

 

タイトル、Dear...私様の真ん中にある三つの点。

...←これは足跡という意味でついてます。少年、青年、中年の三つの足跡です。

だから中黒の ・ 点ではなく、下に点...です。この点を含めてタイトルとなります。

 

 

番外編!

この家族も好きでした!

父親役の遠藤さんはこの出番が終わるとすぐさま舞台袖で智士ぼっちゃまに早替えしておりました!

いつか遠藤さんでサモハン物語をやりたい!(^◇^)

 

お神輿は人が乗っているので、本物並の重さだったようです!

みんなお疲れさまでした。

 

ベストショット!

マカちゃんの気迫と石川くんのグーな顔と後ろの三大将が良い!

 

チラシ撮影のスナップ。

桜の季節から準備を進めておりました!

チラシ写真、舞台写真を撮っていただいたのはmikiさんです。

素敵な写真を有難うございました。

 

そして帝音伝説の映像にご出演いただいた方々。

総長さゆりはグワィメンバーの一色彩世が演じてくれました。

 

遊撃隊松田兄弟。

兄、若き日の怪が原を演じてくれたのは元グワィメンバーの高橋稔くん。

弟は「マイセブン」「池田屋裏2炎上」「六月の斬る」にご出演いただいた玉木雅士くん。

 

敵対グループ役で出演していただいたのは鈴木和徳くん、村上美緒さん、仙波恵理さん、中村宏毅くん。

ご出演本当に有難うございました。

 

照明、畠中泰正、長谷川マミ

音響、游也

舞台監督・美術、井上義幸

アートワーク、アカツカモリオ

舞台撮影、田中カズヒロ

会場運営、木川美由紀さんとお手伝いいただいたスタッフの皆さん

有難うございました。お疲れ様でした!

 

そして、ご来場いただいたお客様。

本当に感謝申し上げます。

沢山のお客様にこの物語を見届けていただいて本当に嬉しい限りです!

誠に有難うございました!!

以上グワィニャオンでおおくりいたしました!!

 

またお会いいたしましょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっちゃんの鉄拳授業を見守る大人たち。

いつの時代も若者が中心であるという過信を大人はどこかで教えねばならぬ。

 

 

前半の少年時代。

少年秀生の楽しい日々の思い出が、智士ぼっちゃまと天才荒木と早苗ちゃんといる時間だ。

ここ数年グワィ公演にご出演いただいてる遠藤さんに子供役を演じてもらいました。

これが最高の名演!過去のどのバージョンよりも一番智士ぼっちゃまでした!(^^)/

かつらを被った顔がファーストミッションのサモハンにしか見えない(笑)

天才荒木は初演から継続中のりこ。変わらぬテンションと子供っぷりに驚かされます!

初恋の早苗ちゃんは前回公演「六月の斬る」からご出演の桃井ちゃん。早苗ちゃんそして秀生の娘李央の二役を演じ、対照的な心情を演じ分けてくれました。

 

智士ぼっちゃまと天才荒木はその後も大学生時代そして後半の人生にも重要なシーンで登場します。

大学生時代の智士ぼっちゃまの台詞は「僕は裏口から入った」と「せっかく着替えたのに」だけの二言だけでしたが、

全公演爆笑させてました!

あ、早稲田に医学部はないのですが、天才荒木は天才なのでその後他で学び医師になったと思われます(^_-)-☆

 

 

そんな子供達の天敵怪が原!

この役はこの人の為にあったんじゃないかと思うくらいはまり役の魚建さん!どの町にもいた変なおじさんを見事に演じてくれました。

「あの人、ホントの人?」とおっしゃってたお客様もいたくらいリアルでした。

いえいえ味わい深い役者さんです!

途中、青年秀生に珠子への想いを語る台詞は、今回のバージョン用に書き足したものです。魚建さんの怪が原が、より人間性を膨らませてくれて生まれた台詞です。

 

そしてその娘であった珠子。ジャムパンの珠子。青年秀生の初めてのレコです!

演じるのはDearの番外編で珠子を演じた千依ちゃん!

当時と変わらぬ空気と初々しさで見事に演じてくれました。さすがです!

珠子の苗字は植村で、怪が原は松田兄弟兄と紹介されているので苗字は松田である。

珠子がなぜ松田の苗字ではないのか?それは離婚した母親の苗字であり親権は母親にあるのです。

一旦は母親に引き取られた珠子だったが、父親が心配で怪が原の元へ戻って来て一緒に暮らしています。

でも怪が原が珠子の苗字を松田にさせていない。自分の苗字だと国民健康保険とか社会保障的なものに弊害をもたらすからである。お父さんかなり滞納しちゃてるのだ。

でも怪が原は珠子にはちゃんとした服を着せ、マジソンのカバンを持たせ学校にも通わせている。稼いだ金は全て娘に注いでいる。

そのへんの親子エピソードも描こうかと思ったのですが秀生の人生から外れるので割愛しました。

そのへんはいつか

「おれのレコ~ジャムパンの神隠し~」で描けたらと思います。やるのか!?

 

しのぶさんに言い寄られてる秀生をムッとして見ている珠子がいじらしいが

しかしこの珠子、全て青年秀生の先手を取っていく。ついつい彼女のペースに乗せられていく青年秀生。

そして付き合うことに!

いこうぜ!

なんだか、スマホもSNSもなかった時代のドキドキするような言葉の伝え方。

ちなみにこっちも

いこうぜ!

これも、

いこうぜ!

 

麻裕美の「女はね、男に肩組んでもらうと守ってもらってるんだなって実感するんだよ」という台詞の象徴が随所に出てくる。

 

そんな伸郎の相方が悦子である。

悦子はかつて素手喧嘩(ステゴロ)のえっちゃんの異名を持つ最強の女であった。

演じるのは「六月の斬る」に続いて相方を務めてくれたマカちゃん!マカちゃんアクション頑張たぁぁ!

伝説の暴走族八王子帝音の猛者だった二人。なので負けじとノブも頑張ったぁぁ!てか西村頑張った!

6月に腰の手術をしてからリハビリを重ね、ようやくここまで動けるようになりました。西村頑張った!

マカちゃんに負けたくないので頑張った(*´з`)

 

悦子役を彼女に決めてから、ひとつひとつ鍛錬を重ねアクションに挑んでくれたマカちゃんに感謝です!

マカちゃんの悦子役に挑む思いは彼女のブログを是非ご覧下さい。

https://ameblo.jp/macadear/

 

実はノブとえっちゃんは歳の差五歳離れてる設定です。

帝音伝説のあの映像ではノブ二十歳、えっちゃん十五歳になります。

えっちゃんは中学生でバリバリだったわけですね!怪が原は当時二十二歳、弟が十七歳、総長さゆりが十八歳となります!

そのへんはいつか

「帝音伝説~八王子の五人~」で描けたらと思います。やるのか!?

ちなみにブルース・リーの映画で盛り上がるこのシーンで手に持っている死亡遊戯の前売り券は、実際に当時の物でヤフオクで入手しました!

 

 

子供の頃にみんなで埋めたタイムカプセルが、失った記憶を掘り起こすきっかけのアイテムとなります。

ここでずっとカウンセラーだと思っていた女性が中年秀生の妻であったことが判明します。

演じるのは波乃さん。最近のグワィ公演に欠かせない女優さんです。

珠子役の千依ちゃんの数十年後の姿でもあります。このお二人どこか重なる部分があり、時が経った一人の女性を違和感なくダブらせてくれました。

一回ではなかなか気づきにくいかもしれませんが、中年秀生の言葉に細かな反応や表情、仕草をみせています。

しのぶさんを語るとことか、事故の話のとことか、つぐないの女達の話とか、珠子としての想いが細かく表現されています。複数回ご覧いただいたお客様はお気づきいただいたようですね。ありがとうごいます。

DVDが出来ましたら是非そのへんもチェックしてみて下さい。

 

つづく。

 

族達の抗争中に伸郎おじさんお気楽に自転車で登場!

これだけの族達がいても動じないお方。

八王子、日野、立川の三つ巴の抗争は、過去のバージョンでは

やらなかったアクションとなぜか流れでダンスシーンを入れました。

あの曲を聴いてたら、こういう流れが浮かんでしまったのです!

財前くんは稽古終盤に誕生したキャラで、演じた及川くんは日に日に

往診キャラを作ってくれて、隙があるとオペポーズをとります。

アクションは及川くんや石川くんを中心に、ダンスは璃沙が振り付けてくれました!

楽日には客席から拍手がきたのは嬉しかったな!

その石川くんはタフネス大地役を好演し、今回もアクロバティックな技を

たくさん披露!やられっぷりがハンパねーという設定を、体を張って演じてくれました!

大地というキャラは礼儀を重んじる男気のある硬派な奴で、それを新境地の演技で演じてくれた石川くんは刑事物語が大好きな男です!

 

 

もう一つの三つ巴の戦いといえば

つぐないの女達です。

有原さん、斉藤さん、下田屋さん、三人ともグワィ初参加の女優さんです。

斉藤さんと下田屋さんは吹替えの現場でご一緒していたお仕事仲間で、有原さんは熊木が客演していた舞台に出演されてて、

それぞれこの三人のキャラクターにイメージがぴったりはまり、オファーさせていただきました!

下田屋さんのフラダンスはご本人がやられている特技でもあったので、

本編でも披露してもらいました。脱ぎっぷりに拍手です!

斉藤さんは長年グワィを好きで観て下さっていて、今回ご出演が叶いました。さすがの表現力と存在感でした!

有花さんはまだお若いのに思いきりが良くいろんな芝居に挑戦してきます!岡山弁も熱心に練習してました!

このお三方が、この修羅場をおかしく、時にせつなく、そしてぶちぎれて演じて下さいました!

過去のバージョンの中でも屈指の戦いです!!

 

その戦いにも割り込んでくるのが、

しのぶさ~ん!!!

青年秀生が度々相談する女性問題に対して、アドバイスをしてくれる頼れるお姉様。

でも商売は忘れない出来てるお姉様。

演じてくれたのは松浦さん。

このしのぶ役は何人か候補の方がいたのですが、最終的に松浦さんに決めました。決め手は昭和っぽかったから!

松浦さんもグワィ初参加ですが、吹替えの現場でよくご一緒してる方で、現場で会う度に「いろいろとしのぶさんぽいなぁ~」と勝手に思ってました(笑)

絶対舞台映えすると思いオファーして正解!物怖じせず昭和の風俗嬢を熱演してくれました!

 

 

秀生とマルに思い出の音色を残してくれるトミーさん。

演じていただいた杏里くんも声の現場でご一緒するお仲間。数々のキャラクターを演じているお方です!

過去作は実際のミュージシャンの方にこの役を演じてもらってきたのですが、今回は歌も演奏もお芝居も出来る杏里くんにオファー。

トミーという人物がより膨らんでキャラを際立たせることが出来ました。

楽屋ではジャッキー・チェン談義で一緒に盛り上がれるお人です!!

 

 

げんまんの浩二は初演版からの復活です!!宮本くんが演じてくれました。

いつもの宮本君のパワフルなキャラとは違い、今回はアホでちょっと舌足らずで、何より人のいいヤツを演じてもらいました。

新キャラ開眼でしたね!

実はこの浩二は小学校の時に仲良かった同級生がモデルです。そいつも体が大きく、

中学になるとツッパリくんになっちゃったけどいいヤツでした。

今は家業を継いで材木屋さんの社長です!

今回観に来てくれて「あれほとんどオレじゃん」と喜んでくれました。

 

 

三団体コラボ版から加わったエピソードが浅田屋さんである。

この浅田屋さんも実在する駄菓子屋さんで、私が子供の頃毎日のように買いに行っていたお店だった。

今は店舗を閉め、飲料水の自販機だけが置かれている。

コラボ版よりエピソードは変更したが、少年秀生の思い出には欠かせない大事なお店である。

ここでADさんが誰なのか?そしてADと呼ばれている意味がわかる。

ウソマコトと一緒に沢山の思い出達に混ざりながら、失っていた記憶の町に導いてくれた。

この浅田屋さんを思い出すことにより、その先へ中年秀生は行くことになる。

このシーンで落ち着いた浅田屋の主人を演じてくれた及川くん。実はショッカーの戦闘員も演じてくれている。やくざも、財前くんも、青年秀生にガンつけられる教室の生徒も、沢山演じてくれました!

ちなみに店頭に置かれていた沢山の駄菓子は打ち上げでみんなでいただきました!

 

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

グワィニャオン第40回記念公演

Dear...私様

無事終演いたしました。

連日沢山のお客様にご来場いただき毎ステージ満席の中公演が打てたこと本当に嬉しく感じております。

心より感謝申し上げます。ご観劇誠にありがとうございました。

 

「Dear...私様」という作品は2006年に初演をし、短縮版の番外編、2014年の三団体コラボ版と上演を重ねてきた、

グワィの代表作の一本であり、私自身とっても思い入れのある作品です。

 

グワィは第何回公演とカウントをあまり表記しないのですが、去年の「六月の斬る」を終えて、ふと公演回数を数えたら、

次回がちょうど40回目に当たることに気づき、記念作をやりたいなぁと思い本作の上演となりました。

ただの再演ではなく集大成的な完全版にしたいと思い、オリジナルと新しいアプローチの融合を考え、去年の暮れから

まずキャスティングから進行させフルリメイクという形で作り直しをしました。

 

愛すべ伸郎おじさん!久々の復活です!

ちょっと出てはなんかやって引っ込んでいくお気楽な役。実に楽しくやらせてもらいました!

カラオケに行けばいいものを、劇中で気持ち良く歌わせてもらっちゃいましたし(;'∀')

首から下げているカメラは本当に古いフィルムカメラで、実はすごく重いのです。首が疲れた。昔のカメラは重かったんだな~

 

 

初演からずっとやりたかったのですが実現出来なかったことが二つあります。

まずは八王子帝音伝説を映像で作ることでした。

過去のバージョンでは役者が舞台上で表現していたのですが、今回、キャストと映像スタッフの田中さんのご尽力により、

映像制作がようやく実現しました。

この伝説映像を劇中に上映することは初演からの夢でした。本当に感謝です!

 

そしてもう一つが、少年秀生の憧れのヒーローを登場させることでした。

万引きした少年秀生がふと見上げると、向こうからはそのヒーローがじっとこっちを見ている。

少年はヒーローの前ではウソをつけず、「ごめんなさい」と正直に謝る。

この万引きの場面は好きなシーンの一つなのですが、ヒーローがじっと立っていることでより意味深いものになりました。

ヒーローの中に入っていたのは本当の父親、忘れん棒役の宮崎くんです。

 

これは、父親とヒーロー像が重なっているという子供の思いでもあります。

 

真っ黒な人達があのお面を被っているのは、存在を完全に消したくない思いが、

大好きなヒーローの面を被せているのです。

それは最初に真っ黒になった本当の両親への執着心でもあり、

仮面さえ取れれば、そこには覚えている顔が現れるのです!

 

 

暴走族の中で、初演、コラボ版と大きく違うのは立川の族です。

コラボ版はレディースでしたからね。(#^^#)

族名も今回は立川武琉独愚(ブルドッグ)です。ちなみに過去は立川維鳳神(いほうじん)でした。

手錠の丈は初演のキャラを復活させました。顔はラオウとかカイオウ風で。

更に三兄弟にしてよりインパクトを高めました。

フレディは稽古終盤で誕生した設定で、わたなべくんが衣装着てヒゲを付けたのがフレディっぽかったのでそのまま採用です!

土屋くんのマッドマックス風ぶっ飛びキャラは本人お任せの名演です!

蛇年の朝緒と寺山くんは前回からの継続キャラですが、演じる役者が変わるとまた味も変わりパラエティに富んでました!

他の出演者も各族の役を盛り上げて演じてくれました!!それぞれ性格や設定を作っていたようです(^^)/

寺山くん、天井桟敷というワードをご存じないお客様が当時のことを調べてくれて、

より世界観を楽しんでいただいたようです。

感謝です。

 

 

マルは私自身が子供の頃飼っていた愛犬がモデルです。

マルを演じていただいた漆畑さんは身長140センチの小柄な女優さんで、マル役を探していた時、

観劇した舞台に彼女がご出演されててそれがとても印象に残りオファーさせていただきました。

みんなから愛されるマルを無邪気にそして愛らしく演じてくれました。

波多野との凸凹コンビも良かったですね。

波多野役の金城くんは同じ事務所の後輩ですが、毎回稽古でいろんなネタを試して探求してくる面白い役者です!

缶コーヒーを吹くネタも彼のアドリブです!元ヒーローなのに・・・

ちなみに壁に貼ってある燃えよドラゴンのポスターの下に書かれているニュー八王子は実在した映画館です。

残念ながら今は取り壊されましたが、八王子市民に娯楽を提供してくれた老舗の映画館でした!

八王子出身のお客さんには「マニアックすぎる!」と喜ばれました。

 

つづく。