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妻と1歳の息子、3人家族で過ごすための
マイホームを計画中

< 登場人物一覧 >
2021.08 マイホーム検討開始
2021.11 土地売買契約
2022.03 土地引渡し
2022.07 建築請負契約
2022.09 着工
2022.11 上棟
以前に何度か、現居の周りで新築工事がちらほら行われてるって話をしたことがあります。
近所の新築工事、住宅会社は
- パナソニックホームズ
- ヘーベルハウス x 2
- 積水ハウス
- 三井ホーム
- 一条工務店
って感じ。
まぁ〜見事に大手ハウスメーカーばかりです
地方の工務店の垂れ幕とか全く見ません
今住んでるあたりって、土地の坪単価が余裕で100万円を超えるような地域なんですよ
そんな土地を購入する方は、その土地と同じくらいの建築費用がかかる住宅会社を選ぶんだなぁ・・・
と、なんだか謎の納得感を感じてます
お金持ちってすごいですねぇ
それでは本題。
マイホームに戸建て、特に注文住宅を選んだ方なら、一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。
吹き抜けってどうなの?
改めて、吹き抜けについて考えてみたので、ちょっと記事にしてみようかと思います
吹き抜けは素敵だ。間違いない。
吹抜けとは、1階部分の天井・2階部分の床を抜いた空間のことで、縦空間を2層分に広げることができる。主にリビングや玄関、階段スペース部分に設けられることが多い。
引用元:SUUMO
スーモによると、吹き抜けってのは上記のような物を指すようです。つまりは「複数階層をぶち抜いた空間」ってことですね
出所:RoomClip
吹き抜けがあると、一気に邸宅って感じがして、最高ですよね
憧れる方も多いんじゃないでしょうか
でも、実際には吹き抜けをつけない方も多数いらっしゃいます。
それは吹き抜けにもメリット・デメリットがあるからです。
吹き抜けの3つのメリット
吹き抜けのメリットって、ぼく的には大きく3つくらいかなーと思います
- 開放感、見た目の豪華さ
- 日射取得で有利
- 空調効率で有利
メリット① 開放感があり、見た目がとても豪華
開放感があって広く見える!
見た目が豪華で素敵オーラがMAX!
吹き抜けの最大のメリットがこれですよね
出所:RoomClip
こんな素敵な家に住めるってだけで、吹き抜けをつくる価値があると思います
メリット② 住宅密集地でも日射取得しやすい
出所:RoomClip
こちらの画像にもあるように、吹き抜けには大きな窓を設けることができます
吹き抜け上部に大きな窓があれば、住宅密集地に建つ家でも、1階まで日射を取り入れやすいです
都市部は隣の家と数十cmしか離れていない、なんてこともザラ
吹き抜けから日射取得することで、明るくて冬は温かい空間をつくりやすくなります
メリット③ 空間が繋がり空調効率が良くなる
吹き抜けを取り入れることで、1階と2階を空間的に強くつなげることができます。
下の画像にあるような、リビング階段なんかだと特にですね
出所:RoomClip
遮るものが少ないので、家の中の空気が1階と2階を行き来しやすくなります。
それによって、家全体を1〜2台のエアコンで空調できる可能性が高まります
家全体が均一な温度になりますから、とても過ごしやすいです
それにエアコンは高性能になると1台で数十万円もするわけで・・・
エアコンの設置・交換費用が安くなるのも大きなメリット
吹き抜けの4つのデメリット
ここまで吹き抜けのメリットをご紹介しましたが・・・
もちろん、デメリットだってあります
よく言われるのは、こちらの4つじゃないでしょうか
- 一定以上の断熱・気密性能が必要
- セルフメンテナンスに限界がある
- 高コストになる可能性が高い
- 音と匂いが2階にも回る
デメリット① 断熱・気密性能を高めないと寒い
先ほど「空調効率が良くなるので1〜2台のエアコンでOK」と書きましたが・・・
それを実現するには、一定以上の断熱・気密性能が必要です
具体的には、
- 断熱:HEAT 20 G2以上
- 気密:C値=0.5以下
このくらいは欲しいですね。個人的に。
断熱性能についてもう少し詳しく言いますと、東京など(地域区分)6地域でUA値=0.46以下は必須じゃないでしょうか
むしろ、俗に言う「G2.5」・・・6地域でいえばUA値=0.4前後くらいあると、より安心できるかと思います
こういった高気密・高断熱な家じゃないと、吹き抜けは「寒い家」になる原因の代表格です
デメリット② 自分でのメンテナンスに限界がある
見ての通り、吹き抜けは2階部分に床がありません。
出所:RoomClip
この窓やサッシの部分、どうやって拭きますか?
柄の長い掃除道具も販売されてますから、それを使えば良いですが・・・
やっぱり、手元にある場合とは比べ物にならないくらい、掃除はしづらいですよね
窓の他にも照明など、定期的な掃除や交換が必要なものを吹き抜けに付けると、メンテナンスがとても大変。多くの場合はお金を払ってプロに依頼する必要が出てきます。
もしくは「キャットウォークのような足場を付ける」「命綱を接続するためのフックを付ける」など、自分でメンテナンスできるようにするための設計上の工夫をしておく必要がありますね。
デメリット③ 結果的に高コストになりやすい
ここまで解説した通り、
- 断熱・気密性能の向上
- メンテナンス時のプロへの依頼
- セルフメンテナンスのための設計
などにお金がかかります。
さらに
- 仕上げ工事時に足場が必要
- 照明器具の必要数の増加
- 特殊な照明器具の採用
- 大きな窓の設置
- 見栄えする手すりの設置
などなど・・・
とにかくお金がかかる要素となる事が多いです
デメリット④ 音と匂いも2階に広がりやすい
先ほどメリットのところで「家の中の空気が1階と2階を行き来しやすい(ので空調効率が良くなる)」と紹介しました。
これはすなわち、音と匂いも広がりやすくなることを意味します
1階でつくっている料理の匂いや、テレビ・会話の音が2階にも筒抜けです。
匂いはまぁ、気密性能が良ければ計画換気がしっかり働くので、あまり気にならないかもしれませんが・・・
音はどうしようもないと思います
むしろ気密が良くなるほど音は家の中で響きやすくなります
吹き抜け空間が2階ホール等に面していなければ対策できるかと思いますが、その場合は「空調効率の良さ」のメリットも死んでしまいますね
我が家は「吹き抜けなし」を選んだ
ちなみに我が家では・・・
こんな感じで、吹き抜けが無い間取りを採用しました
その理由は以下の3つ。
- 断熱気密の知識が浅かった
- 音問題を解決できなかった
- 妻の好みじゃなかった
理由① 間取り作成当初、断熱気密の知識が薄かった
ぼくらはそもそも、当初「吹き抜けは不要」と要望書に記載して、住宅会社に渡していました。
これは当時、ぼくの断熱・気密の知識が薄くて「吹き抜けは寒い」という固定観念があったためです。
施主が要望しているわけですから、住宅会社側としても吹き抜けのある間取りはつくりませんよね
理由② 音が響くのがどうしても嫌で、解決策も思いつかなかった
断熱・気密の知識を身につけた後、吹き抜けがある間取りも検討したんです
ですが、上述した通りどうしても音の問題が気になってですね
ぼくは家では好きに行動したいタイプ
家族に気を遣うとかめんどうくせぇ
子供が受験勉強中とか、妻が体調不良で寝てるとか・・・
そういうときに、LDKでも気を遣って音を極力立てないように生活するとかすごくストレスを感じます
そしてこの音問題の解決策を、ぼくは考え出すことができなかったんですよね
理由③ 妻の好みじゃなかったw
とはいえ、上述した吹き抜け&リビング階段プラン、とても良い間取りだと思ってたんですよ
LDKに暖房用エアコン、2階ホール部分に冷房用エアコンを設置すれば、結構簡単に家全体を冷暖房できそうですし。何よりオシャレな気がしますし。
さらに言えば、建築費も安かったんです
最終的に選んだ間取りよりもわずかに延床面積が大きいんですが、ほぼ総2階になるので安くなったんです
機能性・意匠性ともに高く、コストも安いとあって、ぼくとしては少し悩んだのですが・・・
という妻・みたらしの一言で、秒速で却下されました
結局は「好み」の問題だと思います
吹き抜けって、メリットもデメリットも、両方とも大きいと思うんです
なので、結局は個人の好みの問題なのかなと。
- メリット
- 開放感、見た目の豪華さ
- 日射取得で有利
- 空調効率で有利
- デメリット
- 一定以上の断熱・気密性能が必要
- セルフメンテナンスに限界がある
- 高コストになる可能性が高い
- 音と匂いが2階にも回る
これらを見比べてみて、どっちを重要視するかって話じゃないでしょうか
ぼくはどうしても音が気になったので、吹き抜けなしを選びました。
まぁ音は慣れの問題でもありますから、すぐに気にならなくなるかもですけど
デメリットが特に気にならないなら、やっぱり吹き抜けってすごく素敵だと思います
出所:RoomClip
出所:RoomClip
出所:RoomClip
うん、やっぱり素敵
繰り返しになりますが好みの問題だと思うので、自分や家族のライフスタイルを踏まえて、後悔が無いように選ぶことが一番大切なんだろうなーと思います