2024年3月6日福岡滞在中。

福岡天神のフレンチレストラン『アニオン』に2024年初訪問。

今回も堪能致しました。

聖護院蕪のアミューズと豚の田舎風パテに耽溺した記事はこちら

タルタルステーキを戴いて愉快な気持ちになった記事はこちら

続いてはアレです。

カモンレッツゴーアニオン。

 

 

ブーダンノワール Boudin noir (Blood Sausage)

豚の血のソーセージです。

昨年の10月に食べて以来のブーダンノワール。

見目麗しやブーダンノワール。

盛り付けるお皿が変わると印象がこれ程までに変わるのかとまずは瞠目。

見た目も味のウチです。

 

 

ブーダンノワール!

むっちりむちむちワンツースリー。

見ているだけでウキウキです。

 

 

ブーダンノワール!

艶々としております。

イタダキマス。

 

 

ウマウマ王!

芳醇と云うか潤沢を帯びると云うか豊沃と云うか。

とにかく豊かであることの歓びがここにあります。

紀元前8世紀-6世紀に編纂された『オデュッセイア』にもブラッドソーセージに関する記述があるとのこと。

10年とか100年のことではありませぬ。

そして長い歴史を経て、現在でもヨーロッパからアジアに至るまでブラッドソーセージは至る所で食べられているものです。

日本では肉食の伝統があまりなかったので一般的ではないけれど、戦前までは栃木で血腸が作られていたようです。

知らなんだ。

知識はまああるに越したことはありませんが。

実際に食べてみることが大事。

ワタシもふとここで出逢って、その歴史の流れに横入りした感じで。

そしてこの豊かな味わいのトリコジカケになった次第。

御託並べてすみません。

とにかくウマイのです。

ブーダンノワールブラボー。

 

 

ウマウマ王!

 

 

ウマウマ王!

ブーダンノワールだけでもウマイのに。

これにリンゴのピュレを合わせた人は世紀の大天才なのではないか。

肉と果実の組み合わせはヨーロッパではよくあります。

色々と組み合わせてみた中でこのコンビネーションが選ばれて洗練されて来たのだと考えます。

豊かに豊かを加えて豊満。

豊満って言葉ステキです。

豊満ブラボー。

 

 

ウマウマ王!

深い旨味と軽妙な後味。

ぬおー。

ぎにゃー。

これも美味しくて変な唸り声が出る食べ物。

うっふん。

お行儀悪いですねすみません。

これとワインで天国。

階段も門も扉も通り越して天国。

天国はここにある。

アニオンのブーダンノワールブラボー。

 

 

これはアオサノリ入りのパンだったかな。

ブーダンノワールのお皿をキレイに拭って戴きました。

 

 

まだまだ続きます。

美味しかったです! 御馳走様でした!

 

アニオン AIGNON

福岡県福岡市中央区天神1-15-14 高木ビル1F

18:00〜翌2:00

日曜休