おはようございます。
おのころ心平です。
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日常生活の
ありふれた行為や
身近な環境に
埋もれている癒しの力…、
そう、
「日常にまさるセラピーはない」
と、僕は考えています。
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呼吸、
食事の仕方、
歩き方、
睡眠の仕方、
日常を彩るいずれもが、
最高のセラピストたちなのです。
あなたの自然治癒力を、
適正に働かせるために
何も、特別なことはいらない。
シンプルに丁寧な生活、
ココロを込めた日常にこそ、
その神秘の力は、その姿を現す…。
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そんなふうに思って、
ふと、この本を思い出しました。
今は文庫で手に入りますが、
初版は1988年。
著者のロバート・フルガムは
1937年生まれなので
生きていらっしゃれば、
今年87歳ですね。
この本の第1章は、著者の
「私のクレド(生活信条)」
から始まります。
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●何でもみんなで分け合うこと。
●ずるをしないこと。
●人をぶたないこと。
●使ったものは、かならずもとのところに戻すこと。
●散らかしたら自分で後片づけをすること。
●人のものには手を出さないこと。
●誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
●食事の前には手を洗うこと。
●トイレに行ったらちゃんと手を洗うこと。
●焼たてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
●バランスの取れた生活をすること
●毎日、少し勉強し、少し考え、
少し絵を描き、歌い、遊び、そして、少し働くこと。
●毎日かならず昼寝をすること。
●おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、
はなればなれにならにようにすること。
●不思議だな、と思う気持を大切にすること。
人間、どう生きるか、
どのようにふるまい、
どんな気持ちで日々を送ればよいか、
本当に知っていなくては
ならないことを、
わたしは全部残らず、
幼稚園で教わった。
人生の知恵は、
山のてっぺんにあるのではなく、
昔通った幼稚園の砂場に、
埋まっていたのである…。
***
全編通してエッセイのこの本は
なんだかほんわかした気持ちに
してくれると同時に、
日々の暮らしの中のふかーい考察、
小さな生活の中の大きな発見、
日常は見方ひとつで、
とっても面白く
かかわり方ひとつで、
こんなにも愉快になる、
ということを教えもらいました。
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