おのころ心平です。
特定の食べものを食べると
湿疹が出てしまったりする
アレルギー疾患、
あるいは、
非常に疲れているのに
寝ても疲労がとれないという
慢性疲労…
近年、この2つの原因として、
「アドレナル・ファティーグ」
という言葉が言われるようになりました。
日本語にすると「副腎疲労」。
これをテーマにした本なども
たくさん出ています。
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副腎というのは
腎臓の上に乗っている
重さにして5グラム前後の器官で、
ストレスに対抗するホルモンを
出してくれる場所です。
カラダに炎症が起きると、
抗炎症作用が働きますが、
そのときに分泌される
天然のステロイドホルモンが
副腎から出る副腎皮質ホルモンです。
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ところが、副腎が疲れていると、
なかなか炎症が収まらず、
アレルギー症状がずっと続いたり、
炎症が慢性的に生じて
疲労感がとれないということが
起こってしまいます。
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また、ステロイドホルモンには
副腎皮質ホルモンのほかに
女性ホルモンや男性ホルモンといった
性ホルモンもあって、
密接に関係していますので、
女性の場合、副腎の疲れは
PMS(月経前症候群)などにも
影響してきます。
月経の前に身体が
しんどくなるという症状ですね。
あるいは、卵巣や子宮に
炎症が起こりやすいといった不調。
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もちろんこうした症状は、
医学的、生理学的、病理学的な原因を
きちんとチェックして
いかなければいけませんが、
ここでは感受性という
側面から見たときに、
何が言えるかということを
お伝えしていきたいと思います。
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これらの症状は、
僕は「感情感受性」
のなせる業と捉えています。
カウンセリングをしていても、
こうした身体症状を訴える人は、
他人の感情を自分の内側に取り込む能力に
長けているケースが多いのです。
つまり、共感能力が高い人ほど、
副腎や下半身、とくに骨盤にストレスを
溜めやすいと言えます。
共感能力が高いというのは、
いい意味もあるいっぽうで、
他人に影響されやすい
ということでもあります。
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こうした感受性を
そのままにしておくと、
他人の感情がカラダに
溜まったままになってしまい、
先ほど言ったような
身体症状へと変換されてしまうのです。
カラダとココロは、
つながっている・・・。
他の人のストレスや症状を
あなたのカラダに引き込まないためには?
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