おのころ心平です。
子宮の大きさは、
ふだんは高さ7cm、
幅4cmくらいです。
でも、妊娠時には
長さ30cm、
幅25cmの大きさにまで
広がります。
子宮は伸縮可能な
組織でできています。
***
紀元前の『ヒポクラテス全集』に
出てくる言葉に、
ヒステリー
というのがありますが、
これ、なんと、
「子宮」を意味する
古代ギリシャ語が由来。
脳や精神の機能が
まだ詳しく知られていなかった
古代ギリシャ時代とは言え、
むー。
今ならちょっと炎上しますね、
ヒポクラテスさん。
さて、
子宮の両側の球体は、
卵巣です。
この大きさわずか
2~3cmの器官の中で
毎月、神秘的な出来事が
繰り広げられています。
排卵された卵子のゆくえは?
(ここを追いかけると神道への謎が・・・)
そして、この子宮と卵巣のリズムを
つくるのが女性ホルモン。
カラダの細胞同士のコミュニケーションは、
おもに神経伝達と、
ホルモン伝達が担っています。
***
伝達の仕方は、
神経系とくらべると
ホルモンは、
血液中を血液循環にそって
ゆっくりです。
神経伝達が、
スパッ、シュピーン、ダダダ
というデジタル型なのに比べ、
ホルモン伝達は、
かなりゆっくりでアナログ的なのです。
じわーっと広がっていきます。
それは、感動や感情の
じわーっとした様子と似ています。
ホルモンアンバランスの背景には、
自分の気持ちが
じゅうぶん伝わっていない時、
あるいは、
誤解されて伝わった時のような、
何とも言えぬモヤモヤ感が
あるときが多いのです。
***
デジタル的に頭ばかり使って、
シャキシャキこなす日常生活。
あまりにデジタル的に過ぎると、
もう少し、じわーっとアナログ的に
生活を味わいませんか?と、
子宮、卵巣、女性ホルモンの分泌パターンに
サインが出てくるのかもしれません。
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