おのころ心平です。
腹式呼吸では、
息を吐くとき、おなかがへっこみ、
息を吸うとき、おなかが膨らみます。
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頭で考えると、
わからなくなりますが、
横になって目を閉じてやると、
自然とできるようになります。
僕は、眠る前に
横になったときの腹式呼吸を
薦めています。
その際、せっかくならと、
今日も満足、
今日も充実した、
今日もすべきことはやり遂げた、
今日も幸せだった、
という言葉を唱えるように
してもらっています。
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おなかの腹直筋には、
その日一日の緊張が蓄積しています。
とくに人間関係でイライラしたことや
我慢したことなど。
それらをリリースする習慣が、、
寝る前の腹式呼吸なのです。
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自律神経系の中心は
肚(はら)にある
と言われています。
解剖学的には「肚」とは、
太陽神経叢を指します。
生物の発生学的見地
に照らして言うと、
神経系の発達は、
脳神経より自律神経のほうが
先にできています。
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外部刺激に対し、
末梢神経
↓
神経節
↓
脊髄神経
↓
脳
という順番で
反応するということは
今も変わりません。
つまり、生活環境で
さまざまに遭遇する出来事に対して、
人はじつは、脳より先に、
まず「肚」で反応しているのです。
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しかし、現代人は
この反応が鈍感になって
とくに食べ過ぎると、
この「肚」の反応が鈍ります。
食べ過ぎと知識の入れ過ぎは、
カラダの反応がよく似ていて、
この両者が過ぎると、
おなかに力が入らなくなり、
自分の価値、自信を
見失いやすくなるのです。
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逆に自分を見失わない
安定した呼吸法を持っていると、
いざというときに「肚」で反応し、
自分にとって最良の判断が
できるようになるのです。
今夜、腹式呼吸に
チャレンジしてみましょう。
そして、
今日も満足、
今日も充実した、
今日もすべきことはやり遂げた、
今日も幸せだった
と唱えて、眠りについてくださいね。
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