おはようございます。
おのころ心平です。
呼吸には、
「ここまでは近づいてOK」と
「ここから先は立ち入ってほしくない」
という境界線が関わっています。
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僕はこれまで、
多くの肺がんの
クライアントさんと
接してきましたが、
ひと言で表現するなら、
肺がんとは
肺が硬化する病気です。
一方、
かつて日本人の死因の
第1位だった肺結核は、
肺が軟化してしまう病気
ということができます。
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肺がんは、大気とのつながり、
つまり人とのつながりを遮断して、
他者を受け入れず、自己保全と
自己のプライドを守る病気です。
それに対して肺結核は、
大気とのつながりを求めすぎて、
自己溶解してしまった結果、
自分がなくなる病気だと
僕は見ています。
肺がんは「吸うこと」を抵抗し、
肺結核は「吐くこと」を抵抗します
ともに、他者と自分との間の
境界線が強すぎたり、弱すぎたりする
ことで起きるものと言えるのです。
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他者を受け入れつつ
自分の存在を守るためには、
ほどよい強度の境界線を
保つことが必要です。
その決め手が、
ふだんのあなたの呼吸にあります。
「吐く息」は、
自分からの自己表現、
「吸う息」は、
他人からの受け入れ
と僕は位置づけています。
しっかりと
自己表現したいときもあれば、
他人と共感し、気持ちをしっかり
受け入れてあげたいときもあります。
呼吸が上手な人は、
この人間関係の距離の取り方もうまい。
吐く・吸うのバランスを整えることは、
適度な境界線を作り、自分の領域を
守ることにつながるのです。
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