おのころ心平です。
会話というのは、
大げさに言えば、
こちらの脳の世界と、
相手の脳の世界の交流です。
相手の脳のなかが
散らかったままだと、
こちらの脳も同調して
散らかるように
なってしまいます。
これを「思考感染」と言います。
家でも、ひとつの部屋が
散らかりはじめたら、
なんだかほかの部屋にまで
波及してしまいますよね。
あれと同じです。
***
ひとつの会話で
いろんなことを話されてしまうと、
聞かされるほうは
すこしイライラします。
だからバウンダリー・トークでは、
相手の脳をイライラさせないためにも
「ひとつのトークでひとつのゴール」
と決めてから話します。
あれこれテーマを盛り込まず、
ワントーク、ワンゴールを想定して
話をするのが、人間関係においては
賢明なのです。
***
ところが、
相手への同調行為に
慣れてしまっている人は、
発言力の強い人にいつまでも
合わせてしまって、
相手の長話を終わらせる
タイミングというのが見極められません。
それでいつまでも聞き役になり、
会話の「バウンダリー」(境界線)
が引けないのです。
逆に、なにかの会議でも
長い会話を終わらせるのは、
ふだんからちょっと違う
行動をとっている人です。
なぜならこの人は、
他人と共に行動をしない
パターンに入る、
絶妙なタイミングを
身につけているからです。
一対一の友人との会話においても、
こういう人は
少ししぐさや姿勢を変えるだけで、
もう終わりだなと相手に思わせるような
不思議な間合いを心得ています。
会話の終わりの主導権を
握ることができる能力は、
これは「バウンダリー」において
すごく大きな力です。
***
長話を終わらせる人が
とっている
ふだんからちょっと
違う行動とは何でしょう?
「感情感染」から身を守る、
人間関係の適度な距離の取り方、
「バウンダリー」
それをぜひ、身につけに来てください。
▼
★詳しくは、コチラから。