痛みの正体は、逆流である。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

お昼の胆石の記事に関連して、

今回は「痛み」の原理について

考察をしてきましょう。

 

***

 

痛みというのは、
「客観的な指標」のない症状です。

 

血圧とか
体温などのように

なかなか数字に表せない。

 

痛みに関する刺激の大きさを

計測することは可能かもしれませんが、

 

受け取る側の感度というのは

非常に個性的で、また主観的なんですね。

 

その人の感度や精神状態、
感情もからんでくるので、

本人の思い込みや、また逆に、

他の人からの誤解も生じやすい
症状と言えます。

 

***

 

痛みを代表する疾患に、

「尿管結石」という病気があります。

 

三大疼痛に数えあげられるほど、

まぁ、痛いです。


背中から腹部にかけて
なんとも形容のしがたい

痛みが生じますが、この痛みの原因、


石が尿管につきささって

痛むのかと思いきや、


さにあらず。

尿と言うのは、図の通り、

腎臓ででき、尿管→膀胱→尿道

を通って体外に排泄されます。

 

***

 

尿管結石で尿管に

石がはさまってしまうと、
腎臓から送られてくる尿が
せき止められます。


 

そうして何が起こるのかというと

「尿の逆流」。

 

尿が腎臓までもどってしまって、

それで腎臓がぶわーっと
腫れてしまうのです。


尿管結石の激しい痛みは
実はこの腎臓の腫れによって
生じるんですね。


***

 

お昼の胆石も同じ原理です。


胆管に石がはさまって、
腸にいくはずの胆汁という消化液が

胆嚢に逆流してしまうんですね。

それで胆嚢が腫れて痛む。


尿管、胆管を一方向に流れる
液体が逆流を起こす。


それで、

逆流を受けた腎臓や胆嚢が、

自身の器を越えてぶわーっと膨らむ。

 

ぎゅっ、ぎゅっと圧迫された
腎臓や胆嚢の気持ちを思うと、
それはそれは痛そうですよね。

 

***

 

痛みとは、

流れるべき方向から

逆流が生じる。

 

その逆流を起こす

せき止めのような石が

生じる。

 

胆石や尿管結石は

わかりやすいですが、

 

逆流を起こすのが、

目には見えない「意志」だったり

するのです。

 

痛みのあるところ、

現状に逆らいたい

意志がある…。

 

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