おはようございます。
おのころ心平です。
世界五大医学雑誌に数えられるのは
1.New England Journal of Medicine(NEJM)
2.The Lancet(ランセット)
3.Journal of the American Medical Association(JAMA )
4.British Medical Journal(BMJ )
5.Annals of Internal Medicine
このうち、2番目の
『ランセット』で発表された
2017年の委員会報告で、
認知症についての
リスク因子があげられました。
それは、
「教育」
「難聴」
「高血圧」
「肥満」
「喫煙」
「うつ病」
「社会的孤立」
「運動不足」
「糖尿病」
この9つのリスク要因を
改善することにより
認知症の発症を遅らせたり、
発症を約35%ほど予防する効果が
期待できると報告しました。
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その後、2020年には
当時エビデンス不足であった
「過度の飲酒」
「頭部外傷」
「大気汚染」
の3リスク要因を加え、
認知症に関連する全部で12の
リスク要因を改善することで、
発症を遅らせたり、
発症を約40%ほど予防する効果が
期待できるとしました。
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●高血圧については、
血圧が高いほど「脳血管性認知症」
のリスクが増大します。
高血圧症ステージ2の人は、
リスクは約10倍以上になります。
●肥満では、認知症リスクが
2.44倍というデータがあり、
北アメリカ神経科学学会が
60代の人を対象に8年にわたって
調査した研究結果では、
記憶にかかわる海馬が
肥満体型の人は1年で2%近く
縮小していることがわかりました。
これは標準体型の人の
約2倍の縮小率です。
●社会的孤立については、
「友人や親族と週1回以上会う人」に比べて、
「友人や親族と週1回未満しか会わない人」は、
アルツハイマー型認知症の発症リスクが
8倍高いことがわかりました。
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認知症は、生活習慣病です。
40代、50代からの予防生活が
大きくものを言います。
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