アルツハイマー病と睡眠。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。

 

脳の中に

1000億個あると言われる

神経細胞。

 

 

神経細胞は、

他の細胞のように
新陳代謝をせず、

 

その代わり、毎夜
寝静まったころに、

ぎゅっと身を縮めて

老廃物を細胞外に排出します。

 

そのうちの代表的なものが

アミロイドβです。
 

40歳前後から

脳の老化は始まっているので

アミロイドβが溜まり始めます。

 

しかし、まだ40代では

このゴミを除去する働きの方が

強いのです。

ところがこの機能が

60歳を過ぎた頃から

衰えてきます。

 

 

40代から十数年かけて

アミロイドβが溜まって、

 

蓄積が多ければ多いほど、

60~90代で、

アルツハイマー病を発症するのです。
 

***

 

個人差は大きいですが、

 

基本的なことを言うなら

脳内にゴミが溜まり、

その容量を超えると

引き起こすということです。

 

一日4~6時間の

短時間睡眠が続くと、

アミロイドβの蓄積が一定量

上がると言われています。

 

 

脳の中には
脳脊髄液(のうせきずいえき)と

呼ばれる液体が流れており、
 

この液体が

睡眠時にすごい流速で、

脳の中に溜まった

老廃物を押し流してくれます。
 

この老廃物の中に、
アミロイドβが含まれています。
 

ですから、
深い睡眠をとれていない人は、

脳の中に老廃物が溜まることで、

アルツハイマー病になる確率も

高くなってしまうというわけです。
 

***

 

働き盛りの40~50代で

睡眠不足だった人は、

適切な睡眠時間を

確保していた人と比べると、

認知症のリスクが高いと考えられます。

 

認知症は、生活習慣病です。

40代、50代からの予防生活が

大きくものを言います。

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