おのころ心平です。
“免疫”とは、何か・・・?
朝の記事にも書いたとおり、
免疫とは、
自分か、
自分ではないか
を見分ける機序
だと言えます。
たとえば、
免疫の代表的な働きは
ウイルスや細菌が入ってきたら、
それに目印を付けて退治をする。
自分自身ではないものに
攻撃をしかける……、
そのような仕組みです。
“自己免疫性疾患”とは、
この“免疫”が混乱してしまい、
本来してはいけない自分自身を
攻撃してしまうことをいいます。
***
女性に
この“自己免疫疾患”が
多いと言われるのは、
医学的には、
女性は妊娠して
赤ちゃんを身ごもったとき、
おなかの中の胎児を
免疫で攻撃してしまわないよう
免疫寛容が生じるのですが、
そうやって
免疫がゆるくなったり
逆に、強くなったりが、
男性より起こりやすいから
と言われています。
***
そして、心理的に言うならば
“自分”と“自分以外”の
世界を区分けしにくいというか、
たとえば、子ども、夫、親、
お姑さんなどの問題を
全部自分のこととして捉え、
もしうまくいかなかったら
自分のせいだと
無意識に自分を責め、
攻撃してしまうことも
要因としてあるのではないか…
***
これまでの
自己免疫疾患の方々の
カウンセリングを振り返ると、
自分のためというよりも、
家族のため、
誰かのために一生懸命、
生きている…、
私が引き受ければ、
まるくおさまるなら、
私が引き受ける・・・
そんな女性がとても多いのです。
***
母として、
嫁として、
妻として、
娘として・・・
役割はしっかりやってきた。
でも、私個人はいったい、
この人生で何がしたかったのか?
冒頭に、
免疫とは、
自分か、
自分ではないか
を見分ける機序
と言いました。
自分以外のものを
見分けるためには、
まず、「私は何者か?」
という問いが必要になる
ということなのです。
その答え、いっしょに考えましょう。
▼
自分医学2022
おのころ心平の
癒しのカラダ学最終回!
※エントリーは、コチラから。