おのころ心平です。
朝の記事で、
免疫の話に触れましたが、
こちら、集団免疫について。
人口の、50%~70%が免疫をつけないと・・・?
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんが解説する。
「ウイルスに感染すると、体内の免疫システムが働いて
『抗体』ができます。するとその後、再び同じウイルスには
感染しにくくなる。こうした抗体を持つ人が人口の
一定程度を占めるようになると、ウイルスが人から人へ
移動できなくなり、やがて流行が終息します。
これを『集団免疫』と呼びます」
***
・・・となると、つまり、
結局は、多くの人がコロナにかかるしか、
手はない、ということのでしょうか?
ではなぜ、
緊急事態宣言や、
ロックダウンが必要なのでしょう?
はい、
ここが難しいところ。
今回の新型コロナウイルスは
まだ感染のスピードや
重症化の率がはっきりしない状況で、
そんな中で、
自然にまかせたままにすると
死亡者が一気に増えたり、
それを受け入れる医療機関が
崩壊したりと、
社会システムが
機能しなくなる可能性が高い・・・
各国が規制をかけているのは
そう見込んでの方針で、
とにかくいまは、
感染のスピードを、
人海作戦で押さえ込み、
病院にかかる人を
最小限にするために
全国民への移動制限処置をとるという
フェーズなのです。
***
でも、結局、
終息のためには
長ーい時間をかけて、
みんなかかっていくしかない
というのは、事実です。
その際、
自然にかかって抗体をもつのか、
ワクチンを早期に開発して
ワクチン摂取によって抗体をつくるのか。
また、かかった人の中で
重症化する人への治療薬が
十分、供給されていれば、
今のような全世界での
移動制限、ロックダウンも必要
なくなるというわけです。
***
集団免疫については、
スウェーデンが
独自路線の方針をとって、
「集団免疫獲得」の兆しが
見えてきているそうです。
***
この集団免疫という
フェーズになれば、
セルフケアという
純粋な観点から言えば、
「重症化させないように
適切に感染する」
のが最良のセルフケア、
ということになります。
うー。これは、
いまの段階では、誰も言っては
いけないことなのでしょうが・・・、
午前中の記事で
お伝えしたように
これだけ世界的な
ウイルスの蔓延については
「免疫力を高めて
かからないようにしよう」
というのは
実情に合わなくなっている
ということです。
かかっても、
症状を最小限にできるような
免疫の育て方・・・?
まー、なんて、むずかしい。
これから、
真・免疫学の時代。
免疫とは、どう働くのか
しっかり頭でも勉強していくことが
必要になりますね。
過剰免疫を予防する秘訣とは?
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