「免疫力を高める」という言い方はもう…。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


こちらのニュースによりますと・・・

      ↓ 



コロナウイルス治療薬として

試験段階にある潜在的治療薬に、



●レムデシビル

(エボラ出血熱治療薬として2010年に開発)


●ファビピラビル(アビガン)

(インフルエンザ治療薬として許可。エボラ出血熱治療に採用)


●クロロキンとヒドロキシクロロキン

(抗マラリア薬として使用)


●リウマチ性関節炎の治癒薬「トシリズマブ」

 (スイスの製薬会社ロシュが使用を検討。

 免疫反応を加速させるサイトカインタンパク質を不活化)


●別のリウマチ治療薬、「サリルマブ」も試験段階


●カナダのアブセレラや米リジェネロンなどの

 バイオテクノジー企業の研究で有望視される抗体を発見


●回復患者から採取の血漿(けっしょう)の試験も進行中



が挙げられています。


これらの作用機序は、

そのまま、


免疫とはどういう働きをするのか?


を、改めて知る機会を与えてくれます。


***



こちらも・・・

  ↓


新型コロナウイルス感染症

(COVID-19)の

最も憂慮すべき特徴の一つに、

免疫系が急速に過剰反応を起こす

サイトカインストームとして

知られる現象がある。


多くのCOVID-19患者が

軽度の症状を経験するのみで済む一方で、


最も重篤な患者では

命を落とすほどの激しい免疫反応が

新型コロナウイルスに対して起きる。


専門家らは、こうした反応については

サイトカインストームで説明できる

との考えを示している。


***


2009年の

新型インフルエンザ流行の時も

話題になりましたが、


何しろ怖いのは、


免疫の暴走

=サイトカインストーム。



サイトカインとは、


主に免疫系細胞から

分泌されるタンパク質で、


標的細胞表面に存在する

特異的受容体を介して、

極めて微量で生理作用を示し、

細胞間の情報伝達を担う物質、


とされています。


この物質が、

まるで嵐(=ストーム)のように

分泌されて、結果、


激しい免疫反応を

誘導するのです。


いわば、肺における

「過剰炎症の嵐」を

引き起こしてしまいます。



***


この場合、

よく考えてみると、


免疫力が高いことが

仇(あだ)になります。


「免疫力を高めよう」


というかけ声は、


不摂生をなるべく回避して、

健康的な生活をしよう、


という意味では、

大いに結構なのですが、


厳密に言うならば、


免疫は、

高めるというよりも

「適切に機能させる」といった方が

正解かもしれません。


高めるというならせめて、

免疫の機能性を高めると・・・。


***


免疫の免は、

「まぬかれる」と読みますから、


厄災を免れる、

的な意味を

僕らは無意識的に

「免疫」という言葉に

期待しているのかもしれません。


無病息災!

疫病退散!


平安時代から続く、

祈りに似た言葉の使い方を、

再度、見つめなおし、


免疫とは、実際どういうものなのかを

いま、ひとりひとりが勉強しなおす

タイミングなのかもしれませんね。


***


過剰免疫を予防する秘訣とは?

         ↓

 


5月8日(金)10:00-12:30 Live中継1日目

5月9日(土)10:00-12:30 Live中継2日目

5月10日(日)10:00-12:30 Live中継3日目

5月13日(水)10:00-12:30 Live中継4日目

5月14日(木)10:00-12:30 Live中継5日目

1会場分、受講料で、

いつでも、どこでも、

5日間全部でもZoom参加可能!