おはようございます。
おのころ心平です。
イギリスで、ジョンソン首相が、コロナ感染公表。
数日前には、チャールズ皇太子も
陽性反応を、発表していました。
早々の公表には
勇気がいったと思いますが、
そこは伝統と紳士の国、イギリス。
***
イギリスは少し前に、
多くの人が集まるイベントの禁止や
移動制限などの厳しい措置を採用しない
集団免疫戦略を
国を挙げて取り組もうとしていました。
ウイルスを完全に叩きのめすのではなく、
段階的な制限によって抑え込んでいく方法で、
「十分な数の人が、軽く発症し、免疫をつけること」
による「集団免疫」の獲得を狙ったものでした。
もしも、コロナウイルスの
重症化の率がそれほど高くなく、
また高齢者の死亡率も高くなければ、
これは伝家の宝刀として
(というより人類史にはこの方法しかなかった)
都市機能や経済をダウンさせることなく、
ウイルスを克服できる切り札になったでしょう。
そして、少し前のこのニュースにも注目。
コロナパーティー。
新型コロナウイルス対策で
不要不急な人との接触の
自粛が求められているドイツで、
大勢の若者が屋外でパーティーなどを
開く事態が続出している。・・・と。
この事態は、日本では
ちょっと想像しにくいですが、
ドイツの若者には、
単なる暴走、というよりも、
管理社会への抵抗と、
人間の自然免疫の力を信じたい、
という思いもあったのかもしれません。
こうした若者を持つドイツにも、
集団免疫戦略をとろうとしたイギリスにも、
ヨーロッパに受け継がれている
健康文化的背景というものが、
作用しているとも思います。
***
イギリスには、
王室がスポンサーとなっている
自然療法の医療機関がありますし、
ハーブ、アロマ、ホメオパシーといった
民間療法が日常に溶け込んでいます。
ドイツにも、医者と並んで
「ハイルプラクティカー」という国家資格があります。
ハイルプラクティカーに許される治療方法は、
主に補完代替医療に分類される治療法で、
具体例としては、ドイツの伝統的な代替療法、
民間療法のハーブ療法、ホメオパシー、クナイプ療法、
シュスラーザルツ療法。
その他、アメリカ、イギリス、フランスなどより伝わる
クラニオセイクラル・セラピー(頭蓋仙骨療法)、
カイロプラクティック、オステオパシー、
アロマテラピーや、アジア・東洋に伝わる中医学、
漢方薬、鍼灸療法、推拿、養生法、 気功、指圧、
アーユルヴェーダ、ヨガなどが含まれます。
***
人間のもつ、
自然の力をとことん信じたい。
僕もこの考え方には大いに賛成ですし、
イギリスが集団免疫をとると聞いたときは、
「さすが!」と感服したものですが、
ところが、現代統計医学の
粋を結集したこちらのグラフ。
(インペリアル・カレッジ・ロンドンの調査)
集団免疫戦略は、後方に、
治療薬とワクチンがあって
はじめて有効なのである。。。
グラフとその解説によって、
集団免疫などの自然に任せる方法は
もろくも崩れ去ってしまいました。
何もしなければ、
医療体制はパンクするよと。。
***
そこへ昨日、こんなニュースが流れ、
ワクチン待望論?
日本で、コロナ感染者数が増えないのは、
BCGワクチンが行き届いているせいか?
との意見もアップされていましたが、
(まだわかりません)***
まあ、いずれにせよ、
現代社会は、
現代医学か自然療法か、
の二者択一には、
もう分けられない時代だ
ということです。
初動こそは、
国家、国家間をあげて、
封じ込め戦略により、
感染の爆発を押え、広がりを遅らせる。
でも、それで感染がまったく
なくなるわけではありません。
感染の波を、
なだらかにするだけ。
軽く発症する人達を
長くゆっくりと維持しつつ、
やがて、治療薬が開発され、
重症化患者の対応策が立てられれば、
あとは、それこそほんとうに、
人々の集団免疫に頼らざるを得ません。
ワクチンも集団免疫の後押しとなり、
6割以上の人がウイルスに対する
免疫を獲得するまで待つ。。。
そうやって人類は、感染症に
カラダを〝慣れ〟させて獲得免疫を
得てきたわけです。
***
そう、初動が過ぎれば、
国が公衆衛生的に主導するステージから
個々人が自分のカラダの力を発揮する
ステージへと移っていきます。
緊急体制のあとは、
「はい、あとは自分で
自分の身を守るんですよー」
というのがやってくる。
自粛、自粛で行動制限され、
不安をあおられ続け、
免疫力が弱くなっているところに、
はい、フリーでーす!
というのも。。。むー。
だからこそ、まずは
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