おはようございます。
おのころ心平です。
このたび、こちらの学会に
お招きいただきました。
まことに光栄です。
日本医療催眠学会・・・
すごい学会です。
催眠のプロフェッショナルなお集まりです。
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催眠と言えば、 あなたは
ミルトン・エリクソン
という人の名前を聞いたことはありますか?
ヒプノセラピストや催眠療法家、
あるいはNLPを習った人には、
その存在感は、圧倒的です。
1901年生まれ〜1980年没のアメリカの精神科医。
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ミルトン・エリクソンは
精神療法に斬新な手法を取り入れ、
とくに催眠療法の分野で
それまでとはまったく異なる
催眠の方法を用いたことで
「現代催眠療法の父」
とも呼ばれています。
そして、
催眠療法を医学的見地から
研究し、それまでの迷信的な
イメージを払拭させ、
治療的催眠という分野を
確立させました。
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エリクソンの催眠療法は、
従来の催眠療法のように、
「あなたはだんだん眠くなる」
などの決まり文句を使わず、
ふつうの会話を
しているように見えながらも、
じつは催眠と同じ原理を使って、
相手を変化させていくという方法です。
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エリクソンキーワードに、
ユーティライゼーションという
言葉があり、
これは利用できるものは
なんでも利用するという
意味なんですが、
クライアントの一見
「問題」と思えるような行動、
あるいは「症状」でさえも、
それを解決するための
能力やノウハウとして使い、
自然にトランスに導き、
治療していきます。
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エリクソンは、
問題の原因を過去に求めて、
その解釈を続けていく
精神分析的な手法は使わず、
クライアントに対して
はっきりと指示や課題を出し、
なるべく短期間で
結果を導きだしていく
というブリーフセラピーも
生み出しました。
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ミルトン・エリクソン療法のスタイルは、
従来の心理療法の世界観を
大きく変化させ、
大きく変化させ、
ナラティブセラピーや
家族療法など多くの療法や
流派の源流となっています。
そして現在、
心理学の分野以外の
医療や教育、スポーツなどの
分野でも活用されるようなった、
NLP(神経言語プログラミング)も、
エリクソンに学んだジョン・グリンダーと
リチャード・バンドラーの
二人によってつくられたものです。
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僕のカウンセリングで使っているのは
ibマッピングという
放射状の感情・思考の整理法ですが、
このメソッドをつくりこんでいく際、
とっても参考にしたのが、
エリクソンの数々のケーススタディなのです。
最強のココロ整理術、ibマッピング。
日常における行動変容のための
ある種の催眠療法。
それを、
9月29日(日)、
日本医療催眠学会にて
大いにお話したいと思っています。
ふだんは、あまり話すことにない内容。
深層心理学に興味のある人はぜひぜひ
お運びください。
プログラムは、
もちろん、一般の方のご参加も可能です!
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