それは純粋な他者愛からか、自分の承認欲求なのか? | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


誰しも人に認められたい

という承認欲求を持っています。


また、

共感して相手を元気づけたい、

他人を励まして支えてあげたい

という気持ちも持っています。


***


ところが、それを

自分の「器」を超えてまでやってしまうと、


相手の依存を起こして、

相手の要求に

エスカレーター式に応えることになる

ということが往々にしてあるのです。


仕事としてセラピストを目指そう

としている人にとっては、


これは必ず通らざるを得ない

登竜門とも言えます。


***


「自分と他人をきちんと線引きする」
というのは非常に重要なことですが、


セラピストの多くは

「どこまでもやってあげたい」

という気持ちが湧き上がることも

あるものです。


そのとき、これは純粋に

他者愛からくる気持ちなのか、


それとも

「この人を支えてあげたら

自分が満たされる」

という承認欲求で

そうしてしまっているのか

の見極めは大事です。


***


気をつけてほしいのは、

相手の感情が入ってくるときに、

ちゃんと「自分の軸」を残しておくということ。


自分の感情か

相手の感情かわからなくなってしまうようなときは、

どこかで切り替えが必要です。


***


クライアントさんには

いろいろな多様性があります。

「どんなお客さんでも対応できる」

と考えるのは、

過信が生まれる下地になります。


ご縁があったとしても、

自分の限界を超える人はお断りする、

あえて予約を受けないということも、


ちゃんと仕事としてセラピストを

続けられるかどうかの

1つの大きな指針になるのです。


***



自分には見合わないと思ったとき、

自分には能力が足りない、

あるいはちょっと苦手だなと思ったときに、

意識したいのは

バウンダリーという言葉です。


「境界線を引く」というのは大事な能力なのです。



セラピストのための人間関係論 

                by おのころ心平


7月18日(木) in 品川


参加申し込みは、こちら まで。