おはようございます。
おのころ心平です。
感受性というのは、
「五感を通じて
どのように情報を受け取るか」
ということでもあります。
たとえば、聴覚。
音に対する感受性が強い人は、
音楽を聴いていて
「ここのバイオリンの音がちょっと違う」
ということがわかったりします。
僕自身は古典的なクラシックを聴いても
その違いまではわかりませんが、
音楽に通じている人には、
オーケストラの「第九」を聴いて、
「これは○○交響楽団の演奏だ」
ということまでわかります。
文学作品を読んでいても、
文体を見て誰の作品か
見抜いてしまう人もいますね。
しかし、とくに音楽においては、
誰の曲かというだけでなく、
演奏者まで分かったりする感度は
すごいなと、僕は思います。
***
カウンセリングで
よく使われる手法ですが、
大事な質問をした場合に、視線が
左側に行くか、
右側に行くか、
正面を向くかによって、
今の心理状態がわかるとされています。
こういう微細なしぐさは
意識していないと見逃してしまいますし、
相手をしっかり観察する
という意欲がないと
続かないことですが、
こういうことを磨いていくと、
観察の感受性を高めていけます。
***
その延長として、
相手の言葉に違和感を持ったり、
「この人、こういう口癖があるなあ」
ということに気付いたり、
言葉の抑揚から気持ちの変化を
体感できたりしていきます。
相手をちゃんと見ていると、
そのうちに若干の違和感を
感じられるようになる……
これはカウンセラーやセラピストにとっては、
すごく大事な感覚です。
会話の一貫性とは別のところで、
「あ、なんか違うな」と感じることが
あるのです。
話をしているときに
「ここだけ感情が乗ってしまったな」とか、
「緊張感が走ったな」と、
些細な変化ではありますが、
違和感を発見できます。
***
それを知るためには、
ある程度の知識が必要です。
たとえばカラダを観察する際、
歩き方で言うと、「体癖」と言いますが、
カラダの癖というようなものを
知っておいたほうが見抜きやすくなります。
また、口癖についても、
心理学を勉強しておくほうが、
相手が放つ違和感に
より敏感になれるでしょう。
そんなお話をできたら、
と思っています。
↓
あなたがセラピストを目指すなら・・・
7月18日(木)
セラピストのための人間関係論 by おのころ心平
参加申し込みは、こちら まで。