おはようございます。
おのころ心平です。
先日、統合医療学会の学術総会で、
シンポジウムの総合司会を務めさせて頂き、
医療学会において、
患者サイドと医療者側との意見交換という
きわめて斬新な試みをなされた統合医療学会と
川嶋朗大会長の心意気に感動し、
また、患者代表のみなさんの
非常に勉強熱心な姿勢にも助けられて
とっても盛り上がったシンポジウムの
コーディネートというたいへん貴重な体験を
させて頂いたことに、
感謝の思いでいっぱいでした。
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ただ、統合医療が
少しずつ時代のニーズに
マッチし始めているとはいえ、
その道のりはまだまだ途上で、
ドクターには各ドクターの立場があり、
それぞれのチャレンジは一枚岩ではないし
包括的、統一的な
統合医療の医療サービスとしては
まだ落とし込めていないのが現実です。
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患者側は、
ナチュラルで、安価で、
よりやさしい医療を、
選択すればどこでも受けられる、
ということを希望しますが、
その実現には、
まだまだ多くの制度上の壁や
エビデンス(医学的証拠)、
医療者の意識の変容など
さまざまな関門を
クリアしていかなくては
ならないのです。
***
これには、患者側も勉強して
キャッチアップしていかなくては
いけないんだな、と思います。
統合医療推進が加速している
といっても、全医師人口から比べると
実践しているドクターはほんの数%です。
これが2割、3割、4割となっていくには
患者側がそうした統合医療を実践する
ドクターを応援し、
理解力を深めて支えていかないと
いけないということなのです。
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このシンポジウムの司会を
担当させていただきながら
自分の方向性が、明確になったような気がしました。
僕は、
カラダの生理学や働きを
エピソード風に
ストーリー解剖学としてお送りしたり、
病気の理由をココロの生活習慣と
リンクして解説したりと、
お医者さんや専門家が
話したり書いたりする内容を、
より患者側サイドで、
お医者さんにはできない
(また、お医者さんの立場ではやってはいけない)
手法を用い、伝えてきました。
医学は擬人化(肝臓の気持ちや細胞のココロ)
を嫌います。感情移入は避けるべきとします。
でも、だからと言って、
伝わらないと始まらないし、
自分のカラダに感情移入しないことには
いつまでも、病気やカラダの不調は、
自分とは切り離されたままです。
***
わかりやすく伝わること。。。
これは、これからの医療制度や
統合医療の動向についても
同じなのだ、と気づきました。
お医者さんたちがお医者さんの言葉で
専門性を大切にしながら発する情報を
生活者にわかりやすく翻訳して、
民間での共通理解をつくってゆくこと。
ああ、これはすごく大事なことだし、
きっと誰かがやらなければならないこと…、
あ!
僕がやっていけばいいんだ…
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