あなたは今日も、ぬくもりをもって見守られている。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


冬土用につき、

腎臓の話が続きますが、


腎臓って、

カラダの背中側にあり、

後方からカラダ全体を

見守る位置にいます。


なので、

腎臓の性質の

ひとつに、


俯瞰力(ふかんりょく)


が生じています。


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俯瞰力について、大人気発売中のこちらより。

      ↓

 


大切なことはすべて日常のなかにある
  ~人生はもっと「ごきげん」にできる~

(かんき出版)


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俯瞰する力とは、

高い視点で全体を見通す力。


私たちは、つい、

近視眼的なものの見方で、

優劣や正誤や善悪を判断してしまうもの。


けれど、視点を高く持てば、

そこにある二項対立も

虚しく心に映ることがある。


なぜなら、

一見、真逆に見える物事も

抽象度が上がると

同じ仲間として機能するもの。


たとえば、妻と夫の対立も、

お互いが躍起になって

相手の理解を乞い願う

寂しがり屋同士であるように。

―― やましたひでこ


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問題の渦中にいて

視点がとらわれていると、

その範囲で解決しようとしてしまうので

解決策が少ない。

そんな時、視点をポーンと上にあげて、

俯瞰して視野を広げられたら、


「ここにも、ここにも解決策」
と見つけることができる。


そして、その場にいる自分を

どう動かせばよいかのヒントが得られる。

―― おのころ心平


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京都にある

龍安寺(りょうあんじ)の石庭は、

写真でも

その風情を感じることはできるが、

やはりその場所にいて感じる

本物感にはかなわない。


写真やテレビやパソコンの画面で

客観的に見る美しさと、

肉眼で自分の目で見る美しさと……、


その違いは、「場」の作用にある。

客体と主体が一体となって、

感じられる風景。


それを主客非分離(しゅきゃくひぶんり)

と呼ぶが、

自分もその風景の一部分となって、


風景の内側からその風景を感じる力、

それが俯瞰力と言える。     


―― おのころ心平

***


客観とは冷たく、俯瞰とはぬくもりがある。

そう言ったら、あなたは驚くだろうか。


客観とは、「我関せず」であり、

自分は無関係という立ち位置。

そこから離れたひとつの視点。


けれど、俯瞰とは、眺め見下ろした場面に

当事者としての自分の姿も

見出すことでもあるのです。


当事者の自分の視点と、それを眺め見る

もうひとりの自分の視点、

つまり、二つの視点があなたの理解度と

受容度を少なくとも二倍にしてくれるのです。


―― やましたひでこ


***


腎臓は、ぬくもりをもって、

カラダを見守る俯瞰臓器。


あなたは今日も見守られている。


日常を強く生きるヒントが満載。

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