おのころ心平です。
おのころ講座の中でよく使う
覚えてほしい言葉シリーズ。
につづき、今日お送りするのは、
ナラティブ。
ナラティブ・セラピーや
ナラティブ・ベイスド・メディスン
として用いられることが多い言葉です。
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私たちは、
過去の体験を語るとき、
それは巧拙を問わず、
「物語」として語る。
また他人の経験も、
「物語」として把握する。
さらに人は
「物語」を演じることによって
人生を生きているともいえる。
古典的な精神分析などにおいて
は物語は「解釈」であるが、
かつての精神療法では、
治療者がクライエントの
一段上に立ち、
間違った物語に
囚われている患者を、
治療者が正しい物語へと導く、
という態度が一般的であった。
しかし、
どのような物語になるかは
平等な主体どうしの
主観の持ち方、すなわち、
「ものの見方」の問題であり、
「正しい」物語も
「間違った」物語もなく、
ましてや
どのような主観にも依拠しない
「客観的な」立場から見た
解釈や物語も存在しない、
ということになる。
(ウィキペディアより)
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これを一般の医療の現場に
応用しようと試みられているのが、
ナラティブ・ベイスド・メディスン、
略すると、NBMです。
対比する言葉として、まず、
エビデンス・ベイスド・メディスン
EBM(Evidence Based Medicine)
=根拠に基づく医療
があります。
EBMとは
「良心的に、明確に、分別を持って、
最新最良の医学知見を用いる」医療。
最新の臨床研究に基づいて
統計学的に有効性が証明された治療を
選択することにより、
より効果的な質の高い医療を
提供することを目的としている。
EBMの考え方に基づいて、
疾患ごとに診断や治療について作成された
のが、いわゆるガイドライン(診療指針)で
その有効性は実証されている、・・・と。
じつは、
EBMにしてもまだ新しい言葉で
1990年以降に広く用いられるよう
になった言葉です。
その一方で、
過剰に強調された「根拠」や「統計」
「科学性」に対し、それを補うものとして、
ナラティブ・ベイスド・メディスン
NBM(Narrative BasedMedicine)
=物語に基づく医療
が2000年前後から
言われるようになりました。
NBMとは「治療を受ける側が自ら語り出す
物語り(ナラティブ)を重視し、
対話を臨床現場に生かそうとする方法論」
今後の健康用語のトレンドとして
ぜーひ知っておいてください。
このブログでも、また時々、
触れていきますね。
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