おのころ心平です。
につづき、カウンセラーやセラピストなら
ぜひ知っておいてほしい言葉シリーズ。
今日は、
「スコトーマ」という言葉を
ぜひ覚えてください。
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ではまず、下の図を。
1.左目を閉じましょう
(または手で左目をふさぎましょう)。
2.十字のマークを右目だけで見ます。
3.右目で十字のマークを見ながら、
(あくまで視点を置くのは十字のほうです)
視野の片隅に黒い丸をチラっと確認しましょう。
4.そのままゆっくりスクリーンに近づきましょう。
5.近づきながらも十字を見つめておきます。
6.すると一定の距離になると、
黒い丸が消えるポイントがあります。
そこがスコトーマ(視覚の盲点)です。
7.さらにそのままさらにスクリーンに
近づいていくとまたこの黒い丸は現れます。
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スコトーマとは、
「盲点」を表すギリシャ語で、
もともとは、今の実験のように
網膜に画像が映らない部分を指す
眼科の医学用語だったようです。
それが応用的に使われるようになり、
心理学や脳機能科学の世界では、
「心理的盲点」として扱われるように
なりました。
人は、その時の自分にとっての
重要な情報を優先順位をつけながら
取捨選択して認識しています。
私たちは接する世界において、
すべてを見ているわけではありません。
意識が働けば働くほど、無意識のうちに
盲点が生まれ、自分が重要だと思う以外の情報を
受け取れなくなってしまう傾向があります。
日常において、
「見ていても、見えていない」
ということがしょっちゅう起こっています。
これを「スコトーマに隠れる」と言うのです。
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どういう時に
スコトーマが起こりやすいのか?
それは、マッピングを通じてなら
簡単に見つけられます。
スコトーマを見つける過程こそ、
観察
↓
考察
↓
推察
↓
洞察
の過程なのです。
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