右に出れば男性性?左に出れば女性性? | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おのころ心平です。


引き続き、このような質問をいただきました。


***


Q.質問させていただきたいのは、

右半身と左半身に関してのことなのですが、

例えば「膝が痛い」という

ひとつの事例を取ってみても、


右膝が痛いのか、左膝が痛いのかで、
主に誰か(男性もしくは女性)に対する

気持ちが表れている、
と読み取れると聞いたことがあります。

これについて、さまざまな文献を

調べたのですが、
両方の意見がありまして、

実際のところはどうなのだろうかと、
疑問に思った次第です。

不躾な質問で申し訳ありませんが、

お答えを頂戴したく、
よろしくお願いいたします。

***


A.おのころadvice


はい。

とてもよいご質問(というか、ハードなご質問)を、

ありがとうございます。

まず申し上げたいのが、

カラダの左右を捉える概念は、

洋の東西でまるきり逆なのです!!

古来、中国から伝来し、日本でも独自の

発達を遂げている漢方医学においては、

「左を、男性性」、

「右を、女性性」、


としています。

いっぽう、イギリスやドイツなどの

スピリチュアル・セラピストの見解では

「右を男性的象徴」、

「左を女性的象徴」、


に置いているんですね。

どっちを信じればいい?って、

そりゃあ東洋に位置する日本では、
東洋哲学の方が当てはまるでしょう。


…と思いきや、


意外にも西洋的な見解、


(つまり、男性的な課題が右に出、

女性的な課題が左に出る)


の方が当てはまる方が多いのが、

実際なのです。

これは、


四柱推命や宿曜術などの東洋的な占いより、

西洋占星術やカバラ占星術の方がよく当たる、


という人が多いのと同じケースです。

***

黒船来航以来、日本はどんどん

西洋化されてきた歴史を辿ってきましたが、

とくに太陰暦(月の運行を主とした暦)から、

太陽暦(グレゴリオ暦)への「こよみ」の移行が、

日本人の生活スタイル、考え方、

そして、体質をも変えたと言えるのです。

太陽暦はたぶんに

キリスト教、ユダヤ教的な

時の概念を反映しているため、


知らず知らずのうちに私たちの生活も、

西洋的なリズムというものが

根付いてしまっているのです。

これは、よい悪いは別として、

東洋と西洋の出会う場所が日本、そして、

その価値観が衝突(あるいは融合)する場所が、
日本人のカラダという現実を創っているのです。

***


ただ、正直申し上げると、


生身の現在進行形の人間存在ですから、
個別の状況を、右左でバッサリと当てはめるのは

至難の業なのです。

症状が出るのは、いつも決まって右ばっかり、

あるいは、左ばっかりという方にお会いすると、

その背景は東洋的か西洋的かなど考えながら、

ほんとうに個別に考察しているのが実情です。

⇒右と左のラビリンス、夕方にもつづく。


***


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