「咳」を使ってどんなメッセージを送るのか? | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


今日は、「咳」について、

その潜在的なメッセージを…。



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「咳」には、以下のような

潜在意識からのメッセージが隠れています。

 1. 抵抗

 2. 感謝を要求

 3. 涙を見せない(ほとばしる感情を抑圧)

 4. 自己浄化

 5. 何らかの状況に押しつぶされそうになっている

状況によって意味が違いますから、

症状と心理状態を1対1で特定はできませんが、


ひとつ言えるのは、

呼吸は、接触」や「つながり」ということを表している

ということです。

その線で考えるに、「咳」には、

自分と誰かとの距離を、ある程度までに保ちたい

という欲求が働いているのです。


つまり、

「これ以上は近寄らないで」


「これ以上は私のことをコントロールしないで」

ということ。



***


Q.高校2年生になる娘が、

幼稚園の年長さんから

小学校の1~2年生にかけて
夜(眠っている時間)以外は、

常にず~~~~っと咳をしていました。


子供の長引く「咳」にも、

なにか訴えたいことがあるのでしょうか。



A.おのころadvice


親にとっては少しせつなくなるメッセージですが、

咳が慢性化して「喘息」ともなると、

咳を使って、子どもは周りを攻撃さえするのです。

「ハウスダストはダメ」

「たばこの煙はダメ」

「車の排気ガスはダメ」
「湿気がダメ」

「この環境はとても生きていくには向かないわ」


「咳」という身体症状によって、

自分を取り巻く環境を否定しようとするのです。

でも、これは反対に見ると、

非常に純粋性の高い魂を持った子ども、

清潔、高潔、裏表のなさを大事にするような性質を

持って生まれてきたと見ることもできます。


***



最近は幼児教育や胎内教育、

母親が子どもに与えるストレスに関して

書かれた本も多いので、

親の子どもへの影響について、

とても慎重になるお母さんがいます。

うちに相談に来られる多くの

親子のクライアントさんも、よく

「私がこんな育て方をしたもんで」

とおっしゃったりします。

でも、育て方に、

間違いも正しいもありません。


親は精一杯、子どもに関わるだけ。


それ以上はできないし、

子どもも本当のところ、

それ以上を求めるわけではない。

ただ、私が、お母さんたちに申し上げるのは、

「子どもは親の態度から学ぶ」

ということです。



***


「言葉の指示」だけでは、

子どもは言われている意味を理解できません。

僕も含め、多くの親は、子どもに


「よく噛みなさい」

「宿題やんなさい」
「お風呂に入りなさい」

「早く寝なさい」


と言葉で指示します。

それが高じて、ついには

「あなたのためを思って言っているの」

って。

でも、これは前にもどこかで書きましたが、


「私はいいから、あなたは幸せに」


って、子どもには非常に受け取りにくい

メッセージなんですよね。

そんな時、子どもは「咳」を使って、

親にメッセージを伝えるのです。

「お母さんは自分のためにちゃんとやってる?」


***



頂いたご質問では、成長された娘さんに、

もうそんな症状が見られないようなので、
おそらくお母さんは無意識にでも、

上手に娘さんからのメッセージを

キャッチされたのでしょう。

子どもためにやることより、

親がしっかり自分の人生を楽しんでいることこそ、
子どもの症状には一番いいクスリなんです。

言葉の指示以上に、その生き方で。


子どもの咳を聞いたら、

子どもの目をしっかり見据えて、

こう言ってあげましょう。

「お母さんは、あなたがいてとっても幸せよ」




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