おはようございます。
おのころ心平です。
歩くということ。のシリーズ、
今日が最終回です。
昨日の記事でご紹介した、
の安田登先生の著書には、
1月の呼吸法のときの、
という本があり、さらには、
という本もあります。
安田先生のプロフィールには、
「能楽師、下掛宝生流ワキ方能楽師であり、
日本ではまだ数少ない米国Rolf Institute公認
ロルファーの一人。…」とあります。
ロルファー?
…サーファーの一種?
いえいえ、ロルファーとは
ロルフィングという施術をおこない、
指導する人のこと。
ロルフィング(Rolfing)というのは、
アメリカの生化学者、アイダ・ロルフによって
創始されたもので、
重力と調和したカラダづくりを目指し、
失われた感覚を取り戻し、身体のバランスを
深部から取り戻す一連のボディワーク。
ロルフィングの深部身体意識と、
和の所作に見られる肚
(カラダの中心)への意識と…。
***
ああ、そういえば思い出します。
京都で、代替医療も取り入れ、
総合的な医療に取り組まれているドクター、
六角田中医院院長の田中実 先生と
日本の代替医療についてお話していた時、
田中先生は、
「外来、舶来モノの代替医療やセラピーもいいけど、
その土台となる、東洋の健康法を、
(漢方や養生訓や白隠禅師や明治・大正の強健法など)
みんな、もっと知らなきゃいかん。」
「健康は文化様式だから、
日本人の健康土台(受け皿)がしっかりしないまま、
さまざまな代替医療を取り入れても
それはテクニックだけになり、いつまでも
個別のブームに終始する」…と。
「はぁーーーなるほどーー」と
感嘆したことを覚えてます。
最近、こちらの本↓がすごく売れているそうです。
禅が教えてくれる所作の本。
きっと二世代前までは当たり前だった
日本の伝統がつむぐカラダの動かし方が
たくさん紹介されています。
健康とは、文化様式。
その土地に住み、
その土地の空気を吸い、
その土地でとれた食物を食べ、
その土地を、歩きます。
このような本が売れてなんて、
なんだかココロ強いなぁ、
そんな感想を持った次第でありました。
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