311、自律神経のバランスに思う。 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


311、

今日は、昨日、触れました自律神経につきまして。



***


自律神経バランス…。


交感神経による緊張が、

本当に一時的な場合であれば、副交感神経はうまくバランスし、

通常排泄内で、仕事をしてくれます。

(通常排泄とは、排便、排尿、吐く息)


ところが、脳が強烈な抑圧、

あるいは、継続する形で指令を伝えてくる場合は、
交感神経も、否応なしにカラダをはげしく緊張させます。


その分、副交感神経もつよく拮抗して、

バランスをとろうとするので、急激な反射反応になります。


緊張と緩和が激しく起こるとどうなるかと言いますと、

先の通常排泄の枠を超えて、

だるさ、倦怠感、疲労感などの自覚症状が表れます。


じつは、すべての自覚症状の裏には、

常に副交感神経が働いているのです。


発熱や痛みと言った症状などは、

交感神経が強く抑圧した分を取り返そうとする、
副交感神経の急激な反射作用と言えるのです。



これ、地震にも言えるのではないか、と考えたりするのです。

土壌への過剰な刺激、過剰な地殻反射。

環境への過剰な抑圧、過剰な空気変動…。



***


ところで、交感神経も副交感神経も自律神経として、
この2つは兄弟として働いています。


両者は対立的に働くように見えて、ほんとうは、

表裏一体の運命共同体として苦楽をともにするのです。


この兄弟神経に、上位から圧迫するのが、です。


自律神経系の中心は「肚(はら)」にあります。
解剖学的には「肚」とは、太陽神経叢(しんけいそう)を指します。


見方を変えれば、すべてのカラダの症状とは、
脳からの指令に対する自律神経の「抵抗」と見ることができます。


***


生物の発生学的見地から言うと、

神経系の発達は、脳神経より自律神経の方が先に出来ています。


そして少し遅れて、状況を頭で考えた脳の指令が、
その上に覆いかぶさるようにカラダに伝えます。


つまり、生活環境でさまざまに遭遇する出来事に対して、
人はじつは、まず「肚」で反応しているのです。


ひとつひとつの出来事に対して下される、

肚の反応と脳の指令とが調和していれば、
自律神経反応では、交感神経と副交感神経の間で、

それほどズレがなくて調和的に働きます。


ところが、脳の抑圧的指令が継続的にカラダに伝わってくると、
交感神経と副交感神経の調和が崩され、いわゆる自律神経失調状態となり、
激しい自覚症状が導かれてしまうのです。


***


はい、ここで申し上げておきますが、これまで「抑圧」という言葉を
悪しきイメージとしてとらえてきましたが、「抑圧」と一口に言っても、
悪いことばかりではありません。


緊張や適度なストレスというのは、カラダを引き締め、

必要なエネルギーをカラダに取り込む意味では大切なことです。


ただ、あまりに肚と頭の反応が違いすぎる場合は、

それがつみかさなって慢性的な症状や病を生じるきっかけを

つくってしまうことになるということなのです。


症状や病の裏に潜んでいるのは、

言ってみれば、忘れ去られた「肚の反応」


僕は、それを「潜在意識の欲求」と見て、

多くの個々人のケースを読み解いてきたのでした。



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