おはようございます。
おのころ心平です。
今日は、がんについて考える。まとめを。
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『病気は才能』という本の中で、僕は下の図を使って、
この図では下の層に行けば行くほど、
抑圧したエネルギーが深くカラダに影響を及ぼす状態を示しています。
まず一番上の第1の層。
カラダの基本的生理欲求の層です。
ここはまた感情表現の層でもあります。
悲しみや怒り、恐れ、涙や笑いをこらえたり、
性や食についての自己抑制があったり…。
こうした基本的な欲求を抑えた状態が長期間続いてしまうと、
これは抑圧エネルギーとなって、
2番目の第2層に移動してしまうことになります。
第2層では、便秘や頻尿などの排便・排尿の異常、
冷えやほてりなどの体温異常、呼吸が浅くなる、
女性なら生理周期などに影響が出ます。
第1層の本能欲求や感情表現の抑圧が、
基本的なカラダの機能である排泄力や血液循環、呼吸、ホルモンバランスなど、
いわゆる恒常性(ホメオスタシス)に影響を与えてしまうのです。
しかし、これは病気というほどではないので、
だいたいこのまま放っておかれます。
そうして引き続き「抑圧モード」の生活が続くと、
第3の層へ移行します。
今度は、目、鼻、口や歯、耳、皮膚といった感覚器官に異常が出始めます。
あるいは、発熱や痛みといった、わかりやすい症状になって、
カラダはサインを出すのです。
鼻炎、ものもらい、虫歯、中耳炎、湿疹、のどの痛みなどは、
まさに自覚しやすい症状ですね。
共通点は、とにかく思考回路を邪魔するという点です。
カラダは、わざわざそういったわかりやすい場所を通じて、
抑圧エネルギーを放出しようとするのです。
これは子どもの例がわかりやすいです。
子どもの症状は、高熱、目ヤニとか結膜炎、湿疹、虫歯、中耳炎など、
頭部や皮膚の五感器官に出ることが多いですね。
子どもは大泣きしたり、大笑いしたり、何かを嫌だと言えたり、
気持ち悪いと表現したり、感情表現が大人より上手です。
同じように子供のカラダも表現力豊かで、
エネルギーをたくさんためてしまう前に熱を出すことができます。
だから、高熱を出しても一過性で済むことが多いのです。
ところが、大人になると、感情の抑制と比例するように、
カラダの方もその表現力が「遠慮がち」になります。
せっかくの「毒だし」の風邪や症状も、小出しになるのです。
高い発熱はめったに行わなくなり、そのかわりにもっぱら
「局所炎症」という形をとるようになります。
鼻炎、扁桃炎、気管支炎、喉頭炎、肝炎、腎炎、膵炎、関節炎…
○○炎というのは、炎(ほのお)という名の通り、
カラダの一部分で炎症を起こして、
たまった毒素を燃やしてしまおうとするものなのです。
しかし、これがカラダにパターン化すると、
常にどこかに炎症を持つことになり、
慢性のひざの関節炎、慢性の肝炎、慢性の皮膚炎などになります。
これが第4層です。
慢性の炎症を患ってしまったカラダは、
それだけでも健康とは言いがたい状態ですが、
カラダを緩めたり、感情を解放する力も弱くなってしまっていて、
さらに体内に抑圧エネルギーをためることになります。
その結果、第4層では、代謝疾患や変性疾患、免疫疾患といった、
より複雑な過程にエネルギー変換されていくのです。
代謝疾患というのは糖尿病とか痛風、ホルモン病などを指します。
カラダの潤滑油に過不足が起こって、調整機能が崩れていきます。
変性疾患というのは、動脈硬化のように臓器や器官を
変性させてしまう病気のことです。
免疫疾患はアトピー性皮膚炎とか、いわゆる免疫異常による難病です。
この時点で病院にいくと、さまざまな病名がつけられることになります。
抑圧エネルギーの種類やその人の体質によって、
どういう出方になるかは個性がありますが、
この層で共通するのは血液・リンパ液などの体液循環が大きく関与していること。
そのため、抑圧エネルギー自体が循環し、カラダ中で暴れまわります。
出口を求めてさまよって、各地で衝突を起こすって感じですね。
さあ、この辺で、カラダが解放する方向に生活パターンが
変わってくれるといいのですが、まだまだブロックが解かれず、
内側内側へとより強い圧力がかかると、
カラダとしては、暴れまわっているエネルギーを
一箇所に封じ込めようとするしかありません。
本来、体外へ放出されるべきエネルギーが、出口がないため、
もう、カラダの中にゴミ箱をつくってしまおうとするのです。
こうして、いわゆる「腫瘍」が形成されていきます。
ここが抑圧エネルギーの最終段階、第5層。
抑圧エネルギーを一手に引き受ける病巣細胞群が、腫瘍というわけです。
…夕方につづく。
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