がんについて考える。(まとめ) | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。

おのころ心平です。


今日は、がんについて考える。まとめを。


がんについて考える。(1)


がんについて考える。(2)


がんについて考える。(3)


がんについて考える。(4)



***


『病気は才能』という本の中で、僕は下の図を使って、

「病の階層図」を説明しています。
おのころ心平 - ココロとカラダの交差点


この図では下の層に行けば行くほど、
抑圧したエネルギーが深くカラダに影響を及ぼす状態を示しています。


まず一番上の第1の層
カラダの基本的生理欲求の層です。


ここはまた感情表現の層でもあります。
悲しみや怒り、恐れ、涙や笑いをこらえたり、
性や食についての自己抑制があったり…。


こうした基本的な欲求を抑えた状態が長期間続いてしまうと、
これは抑圧エネルギーとなって、
2番目の第2層に移動してしまうことになります。


第2層では、便秘や頻尿などの排便・排尿の異常、
冷えやほてりなどの体温異常、呼吸が浅くなる、
女性なら生理周期などに影響が出ます。

第1層の本能欲求や感情表現の抑圧が、
基本的なカラダの機能である排泄力や血液循環、呼吸、ホルモンバランスなど、
いわゆる恒常性(ホメオスタシス)に影響を与えてしまうのです。


しかし、これは病気というほどではないので、

だいたいこのまま放っておかれます。


そうして引き続き「抑圧モード」の生活が続くと、
第3の層へ移行します。


今度は、目、鼻、口や歯、耳、皮膚といった感覚器官に異常が出始めます。
あるいは、発熱や痛みといった、わかりやすい症状になって、
カラダはサインを出すのです。


鼻炎、ものもらい、虫歯、中耳炎、湿疹、のどの痛みなどは、
まさに自覚しやすい症状ですね。
共通点は、とにかく思考回路を邪魔するという点です。
カラダは、わざわざそういったわかりやすい場所を通じて、
抑圧エネルギーを放出しようとするのです。


これは子どもの例がわかりやすいです。
子どもの症状は、高熱、目ヤニとか結膜炎、湿疹、虫歯、中耳炎など、
頭部や皮膚の五感器官に出ることが多いですね。

子どもは大泣きしたり、大笑いしたり、何かを嫌だと言えたり、
気持ち悪いと表現したり、感情表現が大人より上手です。


同じように子供のカラダも表現力豊かで、
エネルギーをたくさんためてしまう前に熱を出すことができます。
だから、高熱を出しても一過性で済むことが多いのです。


ところが、大人になると、感情の抑制と比例するように、
カラダの方もその表現力が「遠慮がち」になります。
せっかくの「毒だし」の風邪や症状も、小出しになるのです。
高い発熱はめったに行わなくなり、そのかわりにもっぱら
局所炎症」という形をとるようになります。


鼻炎、扁桃炎、気管支炎、喉頭炎、肝炎、腎炎、膵炎、関節炎…
○○炎というのは、炎(ほのお)という名の通り、
カラダの一部分で炎症を起こして、
たまった毒素を燃やしてしまおうとするものなのです。


しかし、これがカラダにパターン化すると、
常にどこかに炎症を持つことになり、
慢性のひざの関節炎、慢性の肝炎、慢性の皮膚炎などになります。
これが第4層です。


慢性の炎症を患ってしまったカラダは、
それだけでも健康とは言いがたい状態ですが、
カラダを緩めたり、感情を解放する力も弱くなってしまっていて、
さらに体内に抑圧エネルギーをためることになります。


その結果、第4層では、代謝疾患や変性疾患、免疫疾患といった、
より複雑な過程にエネルギー変換されていくのです。


代謝疾患というのは糖尿病とか痛風、ホルモン病などを指します。
カラダの潤滑油に過不足が起こって、調整機能が崩れていきます。


変性疾患というのは、動脈硬化のように臓器や器官を
変性させてしまう病気のことです。


免疫疾患はアトピー性皮膚炎とか、いわゆる免疫異常による難病です。
この時点で病院にいくと、さまざまな病名がつけられることになります。


抑圧エネルギーの種類やその人の体質によって、
どういう出方になるかは個性がありますが、
この層で共通するのは血液・リンパ液などの体液循環が大きく関与していること。
そのため、抑圧エネルギー自体が循環し、カラダ中で暴れまわります。
出口を求めてさまよって、各地で衝突を起こすって感じですね。


さあ、この辺で、カラダが解放する方向に生活パターンが
変わってくれるといいのですが、まだまだブロックが解かれず、
内側内側へとより強い圧力がかかると、
カラダとしては、暴れまわっているエネルギーを
一箇所に封じ込めようとするしかありません。


本来、体外へ放出されるべきエネルギーが、出口がないため、
もう、カラダの中にゴミ箱をつくってしまおうとするのです。


こうして、いわゆる「腫瘍」が形成されていきます。


ここが抑圧エネルギーの最終段階、第5層
抑圧エネルギーを一手に引き受ける病巣細胞群が、腫瘍というわけです。


…夕方につづく。


***


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