ダイエットをはじめよう!(2) 脂肪組織の存在理由 | おのころ心平オフィシャルブログ「ココロとカラダの交差点」Powered by Ameba

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病とその人の背景に潜むココロとカラダの繋がりを、西洋・東洋医学・科学・物理など様々な角度より検証し病気の“本当の原因”を探ります。

おはようございます。おのころ心平です。

「ダイエットをはじめよう!」2日目。


今日は、インタビュー形式で脂肪組織に直接、その存在理由について

お尋ねしてみます。


★インタビュアー:

  皆さん、こんにちは。今日のゲストは脂肪組織さんです。

  脂肪組織さんには皆さん、お聞きになりたいことがたくさんあるはずね。

  今日はズバリ、その辺をつっこんで聞いてみたいと思います。


★脂肪組織:

  こんにちわ、脂肪組織です。どうぞ、お手やわらかに。



イ:早速ですが、あなた、なぜそんなにあちこち居座るんですか?


脂:冒頭からなんとダイレクトな…。私、いたらまずいですか?


イ:そりゃ、みんなお困りですよ。二の腕、おなか、太もも、お尻、

  あなたがいるおかげで、服のサイズがどんどん大きくなるでしょう。


脂:ふー。それはそれなりに理由があるんですよ。基本的に私の第一の

  役割は「保護」です。各部位でクッションになったり、体温が逃げない

  ようにしたり、皆さんのカラダを守っているんですよ。


イ:保護ねぇ。


脂:たとえば、下腹部や腰周りに私がいるのは、その下の腸とか

  子宮や卵巣といった器官を、冷えから守りたいからです。


イ:はあ。


脂:腸の中では体温が1℃下がると

  免疫の働きが50%もダウンしちゃうんですよ。


イ:ほー、それはまずい。


脂:子宮や卵巣でも、冷えによって、排卵とか月経の押し出す力が

  弱くなっちゃうので、これは生理痛とか頭痛の原因になります。


イ:生理痛はわかりますが、頭痛もですか?


脂:月経の力が弱いと、子宮内に血液が残っちゃうんですね。それが

  血行不順を促進し、回り回って頭痛の原因になったりするんですよ。


イ:へー、脂肪組織の割にはあなた、カラダのことよく知ってますね。

  でも、まあ、それなら下腹部は守ってもらわなくちゃね。


脂:でしょ?


イ:おなか周りはわかりましたけど、腕やお尻や太ももは、どうなんです?

  そんなに丁寧に守ってもらわなくてもいいと思いますけど。

  (別に大事な器官があるわけでないし…)


脂:ラクダってご存知です?


イ:は? ご、ご存知ですよ。


脂:ラクダのこぶって、いつ食事にありつけるかわからない砂漠を旅するために、

  栄養を貯蔵してますよね。


イ:はい、だから、ご存知ですよ。


脂:私たちが腕や太ももにいるのも、栄養を貯蔵するためです。


イ:ま、まさか。現代は飽食の時代ですよ。砂漠のような貯蔵は

  必要ないでしょ。



明日へ続く



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