前回は、ある空間上の点を直交する3つの軸によって作られる空間が3次元空間とすれば、その点(0)と貴方の間に作られる空間は3次元空間とは全く別物の4次元空間という話をしました。
そして、3次元空間が目に見える世界だとすれば、4次元空間は目に見えない世界で、今回はその説明をしてみたいと思います。
まず、目の前に1本の縦に伸びる線があるとします。
これは当然、目に見える縦線として認識されます。しかし、この縦線も実は横から見たら線ではなく円でした。
つまり、白矢印の部分が隠れていたわけですが、この白矢印の空間が、上記の点(0)と貴方の間に作られた空間であり、目に見えない4次元空間になります。
もちろん、線にしか見えないものも横に回るとか、回転させれば円が出てくるわけですが、その時に現れた円は4次元空間に存在するものではなくなります。
ところで、前回の記事で3次元空間が光子の内部だとすれば、4次元空間は光子の外部という話をしました。
もう一度、縦線の図に戻ると、縦線の状態で「光」を横から当てても、決して円は現れません。より正確にいうと、光をどの角度から当てても、貴方の目には見えません。つまり、ここでの円の世界は(貴方にとって)光子の外部に存在します。
一方、横に回るとか回転させれば円が現れますが、結局、円を見るためには「時間と空間」が必要になります。横に回るとか回転させること自体、時間と空間が必要ということです。
このような時間と空間の世界を、私たちは普通「時空」あるいは3次元空間に時間を加えた4次元時空などと呼んでいて、いわゆる目に見える3次元空間のことですが、円の世界が存在する光子の外部とは反対に、時空は光子の内部に存在するものとなります。横に回るとか回転させた上で光を当てれば、円を見ることができるからです。
このように光を当てれば目に見える空間が3次元空間であり、光子の内部だとすれば、光をどの角度から当てても(貴方には)見えない空間が4次元空間であり、光子の外部であると考えることができるわけです。
点(0)を凝視しながら、その間に存在する空間について観じてみると、面白い発見があるかも知れません。
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