六角時代-Only Sir素空慈の新時代を開く波動文明ブログ

六角時代-Only Sir素空慈の新時代を開く波動文明ブログ

願う現実を創造する宇宙の力「サイパワーPsy-Power」、誰もが簡単にできる自然治癒健康法「裸地(メンタン)療法」、自身の限界を超え願う生を享受する「悟り・解脱」など、素空慈(ソコンジャ)先生独自の視点から六角時代をよりよく生きるための智慧を伝授します。

天符経講義第5回です。

 

*天符経は、韓国に伝わる81文字からなる宇宙の理(ことわり)を示す経典となります。

 

一始無始一

 一から始まるが、始まりのない一である
すべては一なる根源から始まる。しかし、その根源そのものには始まりがない。

 

 

私たちの限られた感覚から世界を見渡すと、この宇宙は果てしなく広大であり、無数の存在と出来事がそれぞれ独立して存在しているように映ります。

しかし、天符経が示す視座は、それとはまったく異なります。その根底にあるのは、「すべては一である」という絶対的な原理です。目に見える万象の多様性の奥には、分離以前のただ一つの根源があり、宇宙とは本来、その単一なる生命エネルギーの展開にほかなりません。

東洋の叡智は、万物が分化する以前の絶対的な状態を「無極」と呼んできました。そこには対立も区別もなく、内と外、高と低、光と闇といったあらゆる極性が未だ生じていません。すべてが完全な均衡のうちに静まり返った根源の領域です。

現代物理学の言葉を借りるならば、それは「ゼロポイントエネルギー(Zero Point Energy)」の状態として捉えることもできるでしょう。私はこの無限の可能性を秘めた原初の領域を「ゼロ地帯」と表現します。何も存在しないように見えながら、実はあらゆる存在の可能性が眠る場所。それが、すべての始まりでありながら、始まり以前でもある「一」の世界なのです。

この純粋な「一」の領域において、天符経の中心数である「六」が意味するものが現れます。それが、「ヘキサゴン(Hexagon)」という六角の幾何学的構造です。ヘキサゴンは単なる図形ではありません。それは、宇宙が創造を開始するための根源的な鋳型であり、森羅万象が現象化するための舞台です。

この場が成立するとき、外へと広がろうとする「伸びていく気運」と、中心へと収縮しようとする「引き寄せる気運」 という二つの力が同時に作用を始めます。宇宙の創造とは、この相反する力の均衡の中で生み出される壮大な現象なのです。

引き寄せる気運が働くとき、拡散していたエネルギーは中心へ向かって凝縮します。すると、それまで目に見えなかったエネルギーは質量を帯び、私たちが物質と呼ぶ存在へと姿を現します。一方、伸びていく気運が働くとき、凝縮していたものは再び拡散し、その形を解いて根源へと還っていきます。

生まれることと消えること。形成されることと解放されること。存在とは、この絶え間ない往還のなかで成り立っています。私たち自身もまた、この宇宙的な律動の例外ではありません。

古来、下向きの逆三角形(▽)は、エネルギーを中心へと集める「引き寄せる作用」を象徴してきました。対して、上向きの正三角形(△)は、中心から外へと生命力を放射する「伸びていく作用」を表しています。この二つが完全に重なり合ったとき、六芒星が生まれます。そこに表されているのは、相反する力の対立ではなく、対立を超えた調和です。

宇宙は、この二つの力が絶えず均衡を保ちながら作用することで維持されています。私たちが個別の存在として生きているように見えるのも、その深層では、この巨大な生命ネットワークの中で相互につながり合っているからです。

東洋思想は、この伸張と収縮の永遠の運動を「太極」と呼びました。そして現代宇宙論は、それを「ホワイトホール」と「ブラックホール」という言葉で捉えようとしてきました。名称は異なっても、指し示している本質は同じです。宇宙は固定された物体の集合ではなく、絶えず生成と消滅を繰り返すエネルギーの流れそのものなのです。

私たちが人生の中で出会う成功も挫折も、出会いも別れも、獲得も喪失も、その大いなる流転の一局面に過ぎません。だからこそ、本質を知る者は、移ろう現象に翻弄されません。変化の奥にある不変を見つめるからです。

世界は、ゼロポイントエネルギーという根源の「一」から現れます。そして無数の変化と展開を経ながら、最後には再びその根源へと還っていきます。始まりがあるように見えながら、その始まり自体はさらに深い根源へと続いている。ゆえに「始まりはあるが、始まりはない」のです。

天符経が語る「一始無始一」とは、単なる宇宙創生論ではありません。それは、私たち自身の生にも向けられた言葉です。人生の出来事に一喜一憂しながらも、その奥にある不変の本質を見失わないこと。移ろう現実を生きながら、変わることのない根源と結ばれていること。その視座に立つとき、人は初めて天の理に触れ、自らの存在をより深く理解することができるのです。

 

つづく

 

天符経講義1

天符経講義2

天符経講義3

天符経講義4

 

■著書

 

 

 

 

 

 

 

 

天符経講義第4回です。

 

*天符経は、韓国に伝わる81文字からなる宇宙の理(ことわり)を示す経典となります。

 

真央なる「六」が分かつ現象と潜象の宇宙構造

天符経は、わずか八十一文字によって構成された経典です。しかし、その簡潔さに惑わされてはなりません。この八十一文字の内部には、宇宙の生成と展開、そして人間存在の本質に至るまでが、驚くべき精密さで織り込まれています。


とりわけ注目すべきは、その構造美です。天符経は単なる文章ではありません。文字の配列そのものが、一つの宇宙モデルとして設計されています。横に読んでも、縦に読んでも、その秩序は崩れることがありません。どの方向から眺めても、一つの完成された幾何学的調和が保たれているのです。

 

そして、その壮大な構造の中心には、一つの数が静かに据えられています。それが「六」です。天符経の全配列は、この「六」を真央として左右に展開されています。ここでいう真央とは、単なる中央ではありません。すべてを分かち、同時にすべてを結び合わせる根源的な中軸を意味します。

 

天符経は、この「六」を境として、宇宙の二つの領域を鮮やかに描き出しています。「六」より前に配置された文字群が語るのは、潜象世界です。それは目に見えない領域であり、私たちの日常的な認識を超えた世界です。

 

しかし、見えないからといって存在しないのではありません。むしろ、目に見えるすべての現実を生み出している根源の領域こそが、この潜象世界なのです。そこには天の理があります。宇宙を貫く絶対法則があります。生命を生命たらしめる秩序があります。

 

そして「六」以後の配列が語るのは、その理が現象として姿を現した世界です。すなわち私たちが日々見ている現象世界です。人間の身体。社会。文明。歴史。喜びも苦しみも、成功も挫折も、そのすべては潜象世界に存在する理が、エネルギーの凝縮を経て現象化した結果にほかなりません。言い換えるならば、現象世界は原因ではなく結果です。根源ではなく投影です。

 

天符経が特異なのは、この二つの世界を言葉によって説明するだけではない点にあります。文字の意味と文字の配置。思想と構造。概念と幾何学。そのすべてを完全に一致させながら、宇宙の設計図そのものを表現しているのです。まさに天符経とは、多次元的な宇宙マトリクスであると言えるでしょう。

 

これから私たちは、この「六」を中軸とする宇宙の構造を一つひとつ読み解いていきます。どうか常に、この幾何学的な宇宙像を心に描いていてください。なぜなら、これから始まる講義は単なる知識の習得ではないからです。それは、あなた自身の存在を宇宙の理と照らし合わせていく旅です。

 

天符経を学ぶとは、宇宙について学ぶことではありません。本来の自己を思い出すことです。そして天の理に完全符合した人生とは何かを、自らの魂に問いかけることなのです。

 

つづく

 

天符経講義1

天符経講義2

天符経講義3

 

■素空慈プロフィール

 

韓国・巨済島出身。
幼少期より、宇宙のメカニズムや自然の法則に深い関心を抱き、人生の真理を求める探究を続けてきた。29歳のとき、宇宙の根源的な働きと一体となる体験を経て、その本質を悟る。以来、講演や執筆を通じて、宇宙の摂理に基づいた独自の知見と能力を活かし、韓国と日本で経営コンサルティングの分野にも貢献してきた。

社会的な活動としては、KBS(韓国放送公社)と連携し「韓国の精神を伝える運動」を展開。アメリカ、ドイツ、ロシア、オーストラリア、日本など世界各地の在外韓国人コミュニティに向けて、太極旗や韓服、さらには30万冊を超える書籍を寄贈。また韓国国内では、農漁村を中心に医療奉仕や生活困窮者支援を長年にわたり行ってきた。

著作は、韓国にて『成功の黄金律』『戦わずして勝つ』『これ以上進めない道』『世界を変えた1%の人々』『21世紀の孫子兵法』『宇宙経営三六計』『サイパワー』『メンタン療法』など20冊以上を刊行。

日本では、『悟りの瞬間』『悟りの門』『悟りの招待席』(地湧社)、『成功の黄金律』(ベストブック)などが出版されている。電子書籍としては『「六祖壇経とトマス福音書」講義①、②、③』がAmazon Kindleにて好評販売中。

また、YouTubeでは『天符経』『道徳経』『金剛経』『般若心経』『孫子兵法』など、経典や古典を題材にした講義動画も公開している。

さらに、自然治癒力を高める健康法「メンタン療法」の普及にも尽力しており、屋内でも手軽に実践できるよう、「六角ナラ」を通じて療法用品の提供、および「波動文明」時代の幕開けを見据え、『サイパワー(Psy-Power)』の啓発と普及に力を注いでいる。

 

■著書

 

 

天符経講義第3回です。


*天符経は、韓国に伝わる81文字からなる宇宙の理(ことわり)を示す経典となります。

宇宙の数理と構造の開示

天符経は、人を支配するために編み出された書ではありません。誰かが権威を築くために生み出した教義でもなければ、自らを神と称する存在が崇拝を求めるために語った言葉でもありません。また、未来を予言する預言書でもなく、一部の選ばれた者だけに許された秘儀の書でもありません。天符経が明らかにするのは、それらとは本質的に異なるものです。
 
それは、宇宙がいかなる原理によって成り立ち、生命がいかなる法則に従って展開されているのか。そして、人間がいかに生きるとき、その存在が宇宙の秩序と最も深く調和するのかという根源的な問いへの回答です。

言い換えるならば、天符経とは宇宙そのものの取説です。そこには思想も信条もありません。あるのは、ただ宇宙を貫く理のみです。その理は時に冷徹なほど厳格でありながら、同時に生命を育む大自然の慈悲にも満ちています。なぜなら宇宙は、誰かを罰するために法則を持つのではなく、すべての存在を本来あるべき調和へと導くために法則を持つからです。

もちろん、一万年という途方もない歳月の中で、文字の表現や解釈には少なからぬ変遷があったことでしょう。時代が変われば言葉も変わります。文化が変われば表現も変わります。しかし、その奥に流れる本質だけは変わりません。なぜなら、天符経が語る内容は、特定の民族や時代の価値観ではなく、宇宙そのものの構造に根差しているからです。

実際に、自らの存在を通して宇宙の原理を深く体得した者であれば、時代や文化の違いを超えて、そこに記された真理に自然と共鳴せざるを得ません。それは信じるから理解できるのではありません。理解したから信じるのでもありません。存在そのものが真理と接触したとき、人はそこに普遍性を見いだすのです。

だからこそ、これから解き明かされていく内容は、一万年前にこの原理を見抜いた原初の智者たちの洞察と、本質において何ら隔たりのあるものではありません。むしろ現代に生きる私たちは、科学という新たな言語と、数理という普遍的な表現手段を手にしています。そのため古代人が直観によって捉えていた宇宙の構造を、より明瞭に、より体系的に理解することが可能になりました。現代の言語によって語られるからこそ、その真理は曖昧な神秘ではなく、覚醒への具体的な鍵として機能するのです。

私たちはこれまで長い間、外から与えられた思想や教条の中に、自らを当てはめようとしてきました。しかし今、求められているのは模倣ではありません。必要なのは、宇宙の根源法則を自らの内に呼び覚ますことです。

天符経とは、過去を崇拝するための遺物ではありません。それは未来を創造するための原理です。そして今、私たちはその理を再び手に取り、自らの人生を、社会を、そして世界そのものを新たに創造していく時代の入り口に立っているのです。

つづく
 
 

■素空慈プロフィール

 
韓国・巨済島出身。
幼少期より、宇宙のメカニズムや自然の法則に深い関心を抱き、人生の真理を求める探究を続けてきた。29歳のとき、宇宙の根源的な働きと一体となる体験を経て、その本質を悟る。以来、講演や執筆を通じて、宇宙の摂理に基づいた独自の知見と能力を活かし、韓国と日本で経営コンサルティングの分野にも貢献してきた。

社会的な活動としては、KBS(韓国放送公社)と連携し「韓国の精神を伝える運動」を展開。アメリカ、ドイツ、ロシア、オーストラリア、日本など世界各地の在外韓国人コミュニティに向けて、太極旗や韓服、さらには30万冊を超える書籍を寄贈。また韓国国内では、農漁村を中心に医療奉仕や生活困窮者支援を長年にわたり行ってきた。

著作は、韓国にて『成功の黄金律』『戦わずして勝つ』『これ以上進めない道』『世界を変えた1%の人々』『21世紀の孫子兵法』『宇宙経営三六計』『サイパワー』『メンタン療法』など20冊以上を刊行。

日本では、『悟りの瞬間』『悟りの門』『悟りの招待席』(地湧社)、『成功の黄金律』(ベストブック)などが出版されている。電子書籍としては『「六祖壇経とトマス福音書」講義①、②、③』がAmazon Kindleにて好評販売中。

また、YouTubeでは『天符経』『道徳経』『金剛経』『般若心経』『孫子兵法』など、経典や古典を題材にした講義動画も公開している。

さらに、自然治癒力を高める健康法「メンタン療法」の普及にも尽力しており、屋内でも手軽に実践できるよう、「六角ナラ」を通じて療法用品の提供、および「波動文明」時代の幕開けを見据え、『サイパワー(Psy-Power)』の啓発と普及に力を注いでいる。
 

■著書