新刊のご案内です。
■飛べない鳥は地で追われ、飛ぶ鳥は地で休む:
「私」を手放し、真の自由と幸福に目覚める悟り
素空慈(ソコンジャ)著・関寛隆訳
悟りとは幸福を手に入れることではない。
幸せになりたいという「私」を手放したとき
本当の自由と幸福が始まる。
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なぜ、幸せを求めているのに、心は満たされないのでしょうか。なぜ、自由になりたいと願うほど、「こうなりたい」「こうでなければならない」という思いに縛られてしまうのでしょうか。
私たちは誰もが、幸福を求めています。より豊かに、より自由に、より自分らしく生きたいと願います。しかし、その「幸せになりたい」という思いを抱いている「私」そのものが、苦しみを生み出しているとしたら。
本書が問いかけるのは、幸福を手に入れるための方法ではありません。むしろ、幸福を求めている「私」とは何なのかという、もっと根本的な問いです。
幸福とは、外から与えられるものではなく、自ら生み出し、味わうもの。頭の中で思い描いた理想の幸福を追い続けても、それは条件が変われば消えてしまいます。だからこそ、幸福にも不幸にも振り回されない、静かな「平地」を心の中に築くことが大切なのです。そして悟りとは、現実から離れ、どこか遠い世界へ逃げることではありません。木が風雨に耐えられるのは、強くあろうとするからではなく、大地に根を張っているからです。
人もまた、この世界に根を下ろし、困難や逆境さえも自らを育てる力として受け入れていく。そのとき、人生は「思い通りにするもの」から、「自在に生きるもの」へと変わっていきます。
本当の自由とは、一つの正しい道だけを歩くことではないのかもしれません。左へ行くことも、右へ行くことも、前へ進むことも、立ち止まることもできる。必要なら、自分自身で新しい道を切り拓くこともできる。何かに縛られないからこそ、どの道でも歩める。そして「私」を手放すことは、何もない空白になることではありません。むしろ、自分の持てる力を生かし、人生をより自在に生きることへとつながっていきます。
「もっと幸せになりたい」と願う前に、まず、その願いを抱いている「私」を見つめてみる。何かを手に入れることではなく、何かを手放すことから始まる自由。幸福を追い求めるのではなく、幸福にも不幸にも縛られない心。もしあなたが、本当の自由とは何か、そして「私」とは何なのかを知りたいと願うなら。
この本は、答えを誰かから与えてもらうためではなく、その問いを自らの人生の中で見つめ直すための、一つの道標となるでしょう。









