今回は、意識次元における新月と満月の意味について見ていきたいと思います。
下図を見て下さい。
物質次元(3次元空間)で見れば、新月が「地球—月—太陽」の順で一直線上に連なり地球から見て月が見えない状態だとすれば、満月は「月—地球—太陽」の順で一直線上に連なり地球から見て月が真ん丸と見える状態になります。
月は、自ら輝くことができず太陽の光に反射されて初めて私たちはその存在を知覚できるわけですが、新月は、空に浮かんでいるのは間違いないのでしょうが、太陽の光が隠れてしまいその存在を知覚できない位置に来ている状態をいいます。
そして、新月の位置を意識次元に照らし合わせて考えてみると、それは「知覚できていないのに在ると信じている世界」と捉えることができます。
物質と精神を統合する宇宙論「ヌーソロジー」の概念で言えば、ψ4の「人間の内面」と考えることができるかと思いますが、例えば「月(つき)!」と言われ、即座に思い浮かぶ月の世界こそが、ここで言う新月であり人間の内面です。
月自体の世界ではなく、過去の知識や経験が作り上げた世界のことです。
一方、満月は、月自体を知覚できる位置に来ている状態をいいます。過去の知識や経験が作り上げた世界ではなく、月そのものを観ることのできる位置ということです。
これはヌーソロジーの概念で言うψ3の「人間の外面」と考えることができ、両者の違いを分かりやすく言えば、新月が<月という言葉の世界>だとすれば、満月は<月自体の世界>と言えるかと思います。
<月という言葉の世界>というのは、<月>と言われれば、その言葉にまつわるイメージが浮かび上がるかと思いますが、そのようなイメージの世界であり、<月自体の世界>は、そのようなイメージから離れ月そのものの世界のことであります。
私たちの多くは月自体ではなく、月というイメージでしか月を見ることができないので、月自体を観ることができるよう上図の通り意識を反転させなければならないという話でもありますね。
ちなみに先述の通り、月は自ら輝くことができません。つまり、月を見えさせている本体はまた別にあるということです。
それがまさに太陽であり、この意識次元における太陽を発見することが、ヌーソロジーの概念で言うψ5の「位置の等化」と言えるかも知れません。
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