こんにちは。
GOLDEN KIDです。
今日は、
魂の本質
をお届けします。
サイパワーにおいて、心は二つあると言います。一つは自意識、もう一つは魂です。
その内自意識は、五感を通じて引き寄せた情報を元に思考する心を言います。一方魂は、外に伸びて行く気運を持っていて、思考することはできませんが、反応し行動する心を言います。
そして大事なことは、自意識と魂は分かれたものではなく、本来一つのものだと言うことです。言ってみれば、心の表と裏の作用の違いのようなものですね。
問題は、魂は無意識の作用であるため、その存在を自意識では認識できないという点です。例えて言えば、魂の働きはこういうものという説明を聞いて、「なるほど!」と理解したその魂は、真の魂ではないと言うことです。
もう一つ問題を挙げれば、私たちの大部分が自意識の束縛から離れられず、囚われ続けているという点です。世の中を見るときも、直接見るのではなく、自意識を通じて見るのです。
この自意識に囚われた状態を丸十字で説明すると、丸十字の中心に自己、円周上に他者が連なっているとして、自己から他者に向かって伸びて行く気運が「魂」、逆に他者から自己に向かって来る気運が「自意識」を表しています。
つまり、他者から自己に向かってくる気運によって作られた心を自分だと信じ、その中から出てこられない状態のことです。なおここで言う他者は、自己から見た他者のことで、自意識に囚われた状態の人にとっての他者は、完全にイメージ上のものと言うことができます。
例えば目をつぶって、友人や知人、家族の顔などをイメージして見ます。すると何らかの感情が沸くかと思います。好きな人であれば喜びや感謝が、嫌いな人であればイラつきや恐怖などです。
このように意図的にイメージすると、他者から自己に向かってくる気運によって、自分の心が変化し影響されているのが分かると思います。
即ち、自意識に囚われた状態とは、普段からこのように、しかも無意識のうちに、他者から向かってくる気運によって思考や行動が影響を受け、その枠から一歩も出られないことを言います。
潜在的に丸十字の意識空間が存在していて、その影響をもろに受けていると言うことですね。
一方魂は、丸十字で言うと、先ほども書きましたが、自己から円周上の他者に向かって伸びて行く気運を言います。
ここで気づいた方もいるかも知れませんが、他者から自己に向かってくる気運の中心にいる自己と、自己から他者に伸びて行く気運の中心にいる自己は、同じ自己でも意味合いが全く違います。前者が自意識としての自己、後者が魂としての自己です。
この違いを図で表すと、下図のようになります。こちらはヌーソロジーの「円心」と言う概念を使って作成したものです。
それぞれの円の中心が、それぞれの円周に重なっている二つの円を、ヌーソロジーでは円心と言います。
この円心を使うと、様々なことを説明できるかと思うのですが、上図で言うと、心の表と裏の関係を見事に二つの円で説明していますね。さらにこの二つの円の裏側にも、また別の世界があったりします。
そして大事なことは、意識の主体が自意識側から魂側にシフトすることです。左側から右側の円の中心に自分の意識の主体をシフトさせることが大切になるのですね。
なおそれぞれの中心点の間には、物理的な距離がありません。ですからたとえ魂側にシフトしたとしても、一瞬で自意識側に戻ってしまうことがあります。
しかし、このような意識構造が分かってくると、「あ!今は自意識側に意識の主体が戻ってしまって他者に影響されているな」などと客観的に認識できるようにもなったりしますね。
*ちょっとややこしいかも知れませんが、<自己「自意識」>から見た<自己「魂」>は他者であり、その逆もまたしかりです。この意識構造が分かってくると、その理由もはっきり分かるようになるかと思います。
ここまでの話を通じて、今日の本題である『魂の本質』について見てみると、魂とは、伸びて行く気運を通じて自己と他者で創り上げる意識空間であり、またこの意識空間における魂の相互作用によって目の前の森羅万象が展開すると言えるかと思います。
そして、ここで言う自己と他者で作り上げる意識空間は、宇宙そのものと言えるでしょうし、前回の記事の流れから言うと素粒子の世界とも言えるかも知れません。
また「自己と他者で創り上げる」と言うのは、この意識空間を創るには必ず他者の協力が必要です。なぜなら、他者から自己に向かってくる気運がなければ意識そのものが生まれないと言えるからです。
宇宙が存在するためには、自己ひとりでは成し得ず、必ず他者との協力が必要であり、その本質が私たち一人一人の魂にあると言うことですね。
これまでの内容に少し補足しますと、自意識に囚われた状態とは、実際には上図の左側の円の中心である<自己「自意識」>と書かれた部分(中心点)に意識の主体があるわけではなく、その周りをふらふら彷徨している状態です。
よく自分の中心を失うな!とか、答えは自分の内にある、などと言いますが、それは<自己「自意識」>の周りをふらふらしている人に対して中心に向かいなさいという意味です。
さらに、二つの円の中心を前回の記事の原子構造に当てはめると、左側の円の中心の<自己「自意識」>は『電子』に対応させることができると思います。
前回「電子=空」と書きましたが、即ち、苦しみや悲しみなど様々な葛藤を果敢に打ち砕いてたどり着く先が、まさに電子と言うことですね。そして、右側の円の中心の<自己「魂」>は『陽子』に対応させることができると思います。
サイパワー用語では「宇宙=素空慈」なのですが、それぞれを当てはめますと、電子が「素」、陽子が「慈」、そして電子と陽子によって作られる空間を「空」に対応させることができるかと思います。
その理由については、またいずれ書いてみたいと思いますが、この三つを合わせた原子構造が、宇宙である『素空慈』を表したものと言えるかも知れません!
この記事が今年最後になるかと思います。
今年も一年ありがとうございました!
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