こんにちは。
GOLDEN KIDです。
今日は、
『前の心』を空にすると見えてくる「悟りの世界」
をテーマにお届けします。
私たちの心には二つの作用があります。
一つは『前の心』。これは五感を
通じて様々なものを引き寄せて作られた
心で、自意識とも言います。
もう一つは『後ろの心』。これは
私から外に伸びて行く気運によって
作られた心で、魂とも言います。
そして今日は『前の心』にフォーカス
して見ていきたいと思うのですが、
『前の心』は文字通り私たちの前面に
存在する心と言うことができます。
ですから、
私たちが世の中を見る時は、
まずこの『前の心』を通じて見ます。
たとえば人と人が正対した時には、
お互い前の心を通じて出会うわけです。
ところで、『前の心』は先ほど五感を
通じて様々なものを引き寄せて作られた心
と言いましたが、それは私たちの知識や
経験、常識などと言った
「過去の情報」が詰まった世界
とも言うことができます。
つまり、世の中と正対したとしても、
人と正対したとしても、私たちは
真実の世の中、真実の相手を見ている
のではなく、どこまでも自分の過去の
情報に照らし合わせた世の中、または相手
を見ているにすぎないということです。
分かりやすい例で言いますと、
たとえばよく知る人の写真を目の前に
置いて眺めれば、様々な記憶や感情が
湧いてくるかと思います。
その人に対する思いや、写真を撮った
時に一緒にいたのであれば、その時の
情景なども思い出されるでしょう。
もちろん写真は過去に撮ったものなので
過去が思い出されるのは当然と言えば
当然かもしれませんが、
実際にその人とリアルで対面したとしても、
私たちは写真を見ているのと同じように、
その人の「今」を見るのではなく、
過去の情報を通じて相手を見ているのです。
色眼鏡で人を見る
と言いますが、これは人だけではなく、
物や社会など全てのことに当てはまりますね。
ところで「悟り」という言葉があります。
この「悟り」という言葉一つとっても
様々なイメージがあるかと思いますが、
サイパワー的に言うのであれば、
悟りとは現実である
となります。
悟りに対する様々なイメージがあった
としても、それらはどこまでも過去の
情報から推測した世界であったり、
または自分の心が作り出した幻影に
すぎないので、
そのような幻影から抜け出してはじめて
私たちは現実を正しく見ることができる
ようになりますし、またその世界こそが
「悟りの世界」と言えるかと思います。
このように、私たちが真実の世の中や
真実の相手を見るためにはどうしても、
『前の心』に囚われた自分から脱却
しなければなりません。
そのためにはまず、『前の心』の
存在を自覚する必要があるでしょう。
自覚することなしに脱却することは
できないからですね。
そうして少しずつでも『前の心』に
囚われた自分から脱却していくことで
『魂の目』が備わるようになります。
さらに、この『魂の目』を通じて迫りくる
様々な『前の心』の誘惑をはねのけていく
ことで、いずれ現実を現実として見る
ことができるようになっていきます。
この時には『前の心』が空っぽの状態
になっていると言えるでしょう。
もちろん空っぽと言っても記憶がなく
なるわけではなく、記憶に対する
囚われがなくなり、対象との壁がなく
なるので『前の心』が空に感じられる
ようになるのです。
こうして私たちは『前の心』を空にして
はじめて世の中の真の姿を見ることが
できるようになります。
これは色眼鏡を外してはじめて相手の真の
姿を見ることができると言うことですね。
そしてここで言う「真の姿」こそが、
現実であり、悟りの世界なのです。
つまり「悟りの世界」とは『前の心』の
囚われから脱却し空になることで見えてくる
現実そのものであると言えるでしょう。
次回は『前の心』を空にすることで
見えてくる世界とは別に現れてくる
『後ろの心』について見ていきたいと
思います♪
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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